Bitcoin

Takami Torao #Blockchain #Bitcoin #暗号通貨
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技術的な問題点

Bitcoin は "総計算能力の大多数が正しい (バグや不正や悪意がない)" ことを前提としてる。この前提が破れ、悪意のあるノード群が計算能力の大部分を占めた場合、過去の取引履歴を書き換えることが可能となる。

計算能力の無駄

PoW は計算資源を過剰に消費しており 2017 年時点で TOP500 の最も速いスパコンでも Bitcoin マイニング総計算力の 12.8% でしかない。

計算能力の局所化

一般のユーザはマイニングに参加しても電力コストと報酬の期待値が釣り合わなくなっており、マイニング専用に構築された大規模なマイニングプールに参加して報酬の配分を得るしかなくなっている。これは計算能力の局所化を招いており、2017 年時点の Bitcoin の総計算力はおおむね 5 つのマイニングプールで占められている。この状況では公正性を保証することが難しい。

トランザクション完了の曖昧さ (finality の欠落)

Bitcoin のブロックチェーンは必ずしも一意な結果とはならない。実際に、ブロックのシーケンス \(\{B_0,B_1,\ldots,B_i,B_{i+1}\}\) を保持しているノードに \(\{B_0,B_1,\ldots,B_i,B'_{i+1},B'_{i+2}\}\) が伝達された場合、よりチェーンの長い後者が採用されることから、観測者からはブロック \(B_{i+1}\) に含まれているトランザクションの処理結果が取り消されたように認識される。

この問題から、チェーンの最後のブロックに含まれているトランザクションを信用することはできず、ブロックチェーンが十分に長くなり結果が安定したことを確認する必要がある。

参照

  1. Satoshi Nakamoto (2008) "Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System"