SIMPLE MAIL TRANSFER PROTOCOL

Takami Torao
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Obsoletes RFC: 765 (IEN 149)                                October 1985

                      FILE TRANSFER PROTOCOL (FTP)


この記述について

  この記述は File Transfer Protocol (FTP) の公開仕様書である。この記述の
  配布は無制限である。

  以下の新しい追加的命令がこの仕様書のバージョンに含まれている。

      CDUP (Change to Parent Directory), SMNT (Structure Mount), STOU
      (Store Unique), RMD (Remove Directory), MKD (Make Directory), PWD
      (Print Directory), and SYST (System).

  この仕様書が以前の版と互換性を保っている事に注意。


1. イントロダクション

  FTP の目的は 1)コンピュータのプログラムやデータのシェアを促進する 2)リ
  モートコンピュータの (プログラム経由での) 使用を間接的に、もしくは暗黙
  的に奨励する 3)ホスト間のファイル保存システムの変化からユーザを保護する
  そして 4)確実に、能率的にデータを転送することである。端末のユーザによる
  有用なディレクトリを通して、FTP は主にプログラムによりユーザに対してデ
  ザインされている。

  この仕様書の試みは、maxi-hosts, mini-hosts, personal workstations,
  そして TACs のユーザたちの多様なニーズを簡単に満足させ、簡単に実装させ
  るためのプロトコルデザインである。

  この文章は Transmission Control Protocol (TCP) [2] と Telnet Protocol
  [3] の知識を仮定している。これらのドキュメントは ARPA-Internete プロト
  コルハンドブック [1] に含まれている。


2. オーバービュー

  このセクションでは、履歴、用語、そして FTP モデルが論議される。このセ
  クションで定義される言葉は FTP でのみ特別な重要性を持つようなものであ
  る。用語のいくつかは FTP モデルに対して非常に特徴的である: 読んでいる
  人は単語を再検討している間、FTP モデルのセクションに行くかもしれない。

   2.1. 履歴

    FTP は長年の間に大きな進化があった。付録 III は RFC の年代別編集で
    ある。これらは 1971 年に最初に提案された、M.I.T. (RFC 114) のホス
    トで施行するために開発されたファイル転送メカニズムと RFC141 でのコ
    メントと論議を含んでいる。

    RFC172 はホストコンピュータ (IMPs ターミナルを含む) 間のファイル転
    送に対するユーザレベルを原点としたプロトコルを供給している。この改
    訂は  RFC285 であり、RFC 281 では将来的な変更を提案しているのに対
    して、追加的な面から FTP を再評価している。"Set Data Type" 処理の
    使用は January 1982 に RFC 294 で提案されている。

    RFC 354 は RFC 264 と 265 に obsolute されている。ファイル転送プロ
    トコルは ARPANET 上のホスト間でのファイル転送のためのプロトコルと
    して現在定義されていた。FTP の主な機能はホスト間で能率的に、確実に
    ファイルを転送し、リモートファイルストレージの性能の便利な使用をで
    きる様にするように定義されていた。RFC 385 
      RFC 354 obsoleted RFCs 264 and 265.  The File Transfer Protocol
      was now defined as a protocol for file transfer between HOSTs on
      the ARPANET, with the primary function of FTP defined as
      transfering files efficiently and reliably among hosts and
      allowing the convenient use of remote file storage capabilities.
      RFC 385 further commented on errors, emphasis points, and
      additions to the protocol, while RFC 414 provided a status report
      on the working server and user FTPs.  RFC 430, issued in 1973,
      (among other RFCs too numerous to mention) presented further
      comments on FTP.  Finally, an "official" FTP document was
      published as RFC 454.

      By July 1973, considerable changes from the last versions of FTP
      were made, but the general structure remained the same.  RFC 542
      was published as a new "official" specification to reflect these
      changes.  However, many implementations based on the older
      specification were not updated.

      In 1974, RFCs 607 and 614 continued comments on FTP.  RFC 624
      proposed further design changes and minor modifications.  In 1975,
      RFC 686 entitled, "Leaving Well Enough Alone", discussed the
      differences between all of the early and later versions of FTP.
      RFC 691 presented a minor revision of RFC 686, regarding the
      subject of print files.

      Motivated by the transition from the NCP to the TCP as the
      underlying protocol, a phoenix was born out of all of the above
      efforts in RFC 765 as the specification of FTP for use on TCP.

      This current edition of the FTP specification is intended to
      correct some minor documentation errors, to improve the
      explanation of some protocol features, and to add some new
      optional commands.

      In particular, the following new optional commands are included in
      this edition of the specification:

         CDUP - Change to Parent Directory

         SMNT - Structure Mount

         STOU - Store Unique

         RMD - Remove Directory

         MKD - Make Directory

         PWD - Print Directory

         SYST - System

      This specification is compatible with the previous edition.  A
      program implemented in conformance to the previous specification
      should automatically be in conformance to this specification.

   2.2. 用語

      ASCII

    ASCII 文字セットは ARPA-Internet プロトコルハンドブックで定義され
    ているものである。FTP では ASCII 文字は 8ビットコードセットの下位
    半分であると定義される (符号ビットが 0 であるような)。

      アクセスコントロール

    アクセスコントロールはシステムの使用とそのシステムでのファイルを与
    えられたユーザのアクセスを定義する。アクセスコントロールはファイル
    への権限のない使用や偶発的な使用を妨げるために必要である。これはア
    クセスコントロールを適用する server-FTP プロセスの権利である。

      バイトサイズ

    FTP では重要な 2つのバイトサイズがある。ファイルの論理バイトとデー
    タ転送に使われる転送バイトサイズである。転送バイトサイズは常に 8
    ビットである。転送バイトサイズは、システムに保存されるデータのサイ
    ズもデータ構造の処理のための論理バイトサイズも必要としない。

      制御接続

    コマンドと応答の交換のための、USER-PI と SERVER-PI 間のコミュニ
    ケーションパス。この接続は Telnet プロトコルに準ずる。

      データ接続

    指定されたモードとタイプにおける、データが転送される全二重接続。転
    送されたデータは、ファイルの一部分、ファイル全体もしくはファイルの
    数の可能性がある。経路は server-DTP と user-DTP 間、もしくは二つの
    server-DTP 間だろう。

      データポート

    データ接続を開始するための、送信側の転送プロセスからの接続を受ける
    データポート上で "listen" する受信側データ転送プロセス。

      DTP

    データ接続を確立し、管理するデータ転送プロセス。DTP は受信側にも送
    信側にもなりうる。

      行末

    行末シーケンス印字可能な行の分割を定義する。シーケンスはキャリッジ
    リターンとそれに続くラインフィードである。

      EOF

    転送されたファイルの終了を定義している end-of-file 状態。

      EOR

    転送されたレコードの終了を定義する end-of-record 状態。

      エラー復旧

    ホストシステムや転送プロセスの失敗のような任意のエラーから復旧する
    ためユーザに許される手続き。FTP ではエラー復旧は与えられたチェック
    ポイントでのファイル転送再開を行う可能性がある。

      FTP コマンド

    user-FTP から server-FTP プロセスへの送られる制御情報を含んだコマ
    ンドセット。

      ファイル

    任意の長さ、パス名によって個別に識別された (プログラムを含む) コン
    ピュータデータの要求されたセット。

      モード

    データ接続経由で転送されるデータのモード。モードは EOR と EOF を含
    めて転送間のデータフォーマットを定義する。FTP における転送モードは
    転送モードの章で記述される。

      NVT

    Telnet プロトコルで定義されているネットワーク仮想端末 (Network
    Virtual Terminal)。

      NVFS

    ネットワーク仮想ファイルシステム (Network Virtual File System)。
    標準的なコマンドと慣例的パス名の標準的なネットワークファイルシステ
    ムを定義する概念。

      ページ

    ファイルはページと呼ばれる独立した部分のセットとして構造化されてい
    るかもしれない。FTP は独立したインデックス化されたページとして不連
    続なファイルの転送をサポートする。

      パス名

    パス名はファイルを識別するためにユーザからファイルシステムに入力さ
    れなければならない文字列であると定義される。パス名は通常、デバイス
    名と/もしくはディレクトリ名、そしてファイル名の仕様を含んでいる。
    FTP は標準的なパス名慣例をまだ記述していない。それぞれのユーザは転
    送において必要となるファイルシステムのファイル名慣例に従わなければ
    ならない。

      PI

    プロトコルインタープリタ。プロトコルのユーザ側とサーバ側は user-PI
    と server-PI で実装されるはっきりしたルールを持たなければならない。

      レコード

    シーケンシャルファイルはレコードと呼ばれる連続した部分のいくつかと
    して構造化されているかもしれない。レコード構造は FTP でサポートされ
    ているが、ファイルはレコード構造を持つ必要はない。

      応答

    応答は FTP コマンドの応答としてコントロール接続経由でサーバから
    ユーザに送られる (肯定的もしくは否定的) 通知である。応答の一般的な
    形態は終了コード (エラーコードを含む) とそれに続くテキスト文字列で
    ある。このコードはプログラムによるユーザのためのものであり、テキス
    トは人間のユーザのためである。

      server-DTP

    通常 "送信側" 状態となる、データポートを "listen" しているデータ接
    続を確立するデータ転送プロセス。これは転送のためのパラメータを設定
    して保存し、その PI からのコマンドのデータを転送する。DTP はデータ
    ポート上の接続を初期化する他、受付のために "受信側" にもなりうる。

      server-FTP プロセス

    user-FTP プロセスと可能であれば別のサーバと協力してファイル転送の
    機能を実行するプロセスもしくはそのセット。この機能はプロトコルイン
    タープリタ (PI) とデータ転送プロセス (DTP) からなる。

      server-PI

    user-PI からの接続のためにポート L 上で "listen" し、コントロール
    コミュニケーション接続を確立するサーバプロトコルインタープリタ。
    user-PI からの標準的な FTP コマンドを受け付け、応答を送信し、
    server-DTP を管理する。

      タイプ

    データの転送と保存のために使用されるデータ表現タイプ。タイプはデー
    タ保存とデータ転送時の間に、任意の変化を意味する。FTP で定義されて
    いる表現タイプはデータ接続の章において記述される。

      user

    ファイル転送サービスを行う人もしくはそれを希望する人のためのプロセ
    ス。人のユーザは server-FTP と直接相互にプロセスを行うが、user-FTP
    プロセスの使用は、プロトコル設計がオートマトンに行うため実行される。

      user-DTP

    server-FTP プロセスから接続のためのデータポートを "listen" してい
    るデータ転送プロセス。もし 2つのサーバがそれらの間でデータを転送す
    るなら、user-DTP は使用されない。

      user-FTP プロセス

    一つかそれ以上の server-FTP プロセスと協力してファイル転送の機能を
    ともに実行する、プロトコルインタープリタ、データ転送プロセスおよび
    ユーザインターフェース。ユーザインターフェースはユーザとコマンド対
    応対話で使用されるローカルな言語を許可する。

      user-PI

    server-FTP プロセスとポート U からコントロール接続を開始し、FTP コ
    マンドを開始し、もしプロセスがファイル転送の一部なら user-DTP を管
    理するユーザプロトコルインタープリタ。

   2.3.  THE FTP MODEL

  上記の定義を考えると、以下のモデル (Figure 1 を見よ) は FTP サービスに
  対して図式化されたものである。

                                            -------------
                                            |/---------\|
                                            ||   User  ||    --------
                                            ||Interface|<--->| User |
                                            |\----^----/|    --------
                  ----------                |     |     |
                  |/------\|  FTP Commands  |/----V----\|
                  ||Server|<---------------->|   User  ||
                  ||  PI  ||   FTP Replies  ||    PI   ||
                  |\--^---/|                |\----^----/|
                  |   |    |                |     |     |
      --------    |/--V---\|      Data      |/----V----\|    --------
      | File |<--->|Server|<---------------->|  User   |<--->| File |
      |System|    || DTP  ||   Connection   ||   DTP   ||    |System|
      --------    |\------/|                |\---------/|    --------
                  ----------                -------------

                  Server-FTP                   USER-FTP

      NOTES: 1. The data connection may be used in either direction.
             2. The data connection need not exist all of the time.

                      Figure 1  Model for FTP Use

  Figure 1 で記述されているモデルでは、ユーザプロトコルインタープリタが
  コントロール接続を開始する。コントロール接続は Telnet プロトコルにした
  がう。ユーザの開始において、標準的な FTPコマンドは user-PI によって生
  成され、コントロール接続経由でサーバプロセスに転送される(ユーザは、た
  とえば TAC ターミナルから server-FTP に直接コントロール接続を確立する。
  そして独立して標準的な FTP コマンドを生成し、user-PI プロセスを無視す
  る)。標準的な応答はコマンドの応答としてコントロール接続を使って server-PI
  から user-PI に送られる。 

  FTP コマンドはデータ接続 (データポート、転送モード、表示タイプ、構造)
  とファイルシステム操作の性質 (保存、取り出し、追加、削除、その他) に対
  するパラメータを記述する。userDTP やその指定されたものは、記述された
  データポート上で "listen" すべきであり、そしてサーバは記述されたパラ
  メータにしたがって、データ接続とデータ転送を開始する。データポートが、
  コントロール接続経由の FTP コマンドを開始するホストと同じである必要が
  ないことに注意すべきである。しかし、ユーザや user-FTP プロセスは記述さ
  れたデータポート上での "listen" を保証しなければならない。また、データ
  接続は同時に送信したり受信したりすることに対して使われると言うことも注
  意する。 

  ほかの状況において、どちらもローカルホストでないような2つのホスト間で
  ファイルを転送することを望んでいるかもしれない。ユーザは2つのサーバに
  コントロール接続をセットアップし、それらの間のデータ接続に対してアレン
  ジする。この方法で、コントロール情報は user-PI に渡されるが、データは
  サーバデータ転送プロセスの間で転送される。以下はこの server-server 相
  互接続のモデルである。 

      
                    Control     ------------   Control
                    ---------->| User-FTP |<-----------
                    |          | User-PI  |           |
                    |          |   "C"    |           |
                    V          ------------           V
            --------------                        --------------
            | Server-FTP |   Data Connection      | Server-FTP |
            |    "A"     |<---------------------->|    "B"     |
            -------------- Port (A)      Port (B) --------------
      

                                 Figure 2

  プロトコルは、コントロール接続がデータ転送プロセスの状態にある間オープ
  ンされていることを必要とする。これは、FTP サービスを終了するときにコン
  トロール接続を閉じる要求を行うユーザの責任である。もしコントロール接続
  が終了コマンドなしに閉じてしまったら、サーバはデータ転送を以上終了する
  だろう。


      FTP と Telnet の関係は: 

    FTP はコントロール接続で Telnet プロトコルを使用する。これは2つの
    方法で達成される: 第一に、 user-PI や server-PI がそれらの手順にお
    いて直接 Telnet プロトコルの規則を実装している; そして、第二に、
    user-PI や server-PI はシステムに存在する Telnet モジュールを使う。

    実装のそれぞれ、コードの共有、そしてモジュールプログラミングは2つ
    めのアプローチを指示している。効率と独立は最初のアプローチを指示し
    ている。実際には、FTP は Telnet プロトコルをほとんど応答しない。そ
    れで最初のアプローチは大きなコードの量を必然的に巻き込む必要はない。


3. データ転送機能

  ファイルはデータ接続を経由してのみ転送される。コントロール接続はコマン
  ドの転送のために使用される。そしてそれは実行されるための機能を記述する。
  そしてそのコマンドに対する応答を返す (FTP 応答セクション参照)。いくつ
  かのコマンドはホスト間のデータの転送に関係している。これらのデータ転送
  コマンドは、どの用にデータのビットが伝達されるかを記述する MODE コマン
  ド、そして、データが表現される方法を定義するために使われる STRUcture と
  TYPE コマンドを含んでいる。伝達と表現はファイル構造属性に依存している。
  そして、もし "Compressed" 伝達モードが使用されたら、詰めているバイトの
  性質は表現タイプに依存している。


   3.1. データ表現と保存

  データは送信しているホストの保存デバイスから受信しているホストの保存デ
  バイスに転送される。これはしばしば二つのシステムでのデータ保存方法が異
  なるために、データの確実な転送を行うために必要となる。たとえば、
  NVT-ASCII は異なるシステムで異なるデータ保存方法を持つ。DEC TOPS-20s
  は一般的に、左に正規化された (left-justified) 36ビットワードの 5 つの
  7ビット ASCII 文字として NVT-ASCII を保存する。IBM マシーンの MVT-ASCII
  は 8ビット EBCDIC コードとして NVT-ASCII を保存する。Multics は 36ビッ
  トワードの 4 つの 9ビット文字として NVT-ASCII を保存する。これは、異な
  るシステムの間でテキストを転送するときに、標準的な NVT-ASCII 表現で文
  字を変換するために望ましいものである。寿送信を行うサイトは標準的な表現
  とそれらの内部的な表現とで必要な変換を行わなければならないだろう。

  ワード長が異なるホストシステムの間ではバイナリデータ (非文字コード) の
  転送を行うとき、表現において異なる問題が発生する。これは、送り側がどの
  ようにデータを送信して、受けが我がそれを保存するとしても、いつも解決で
  きない。たとえば、32 ビットワード長システムから 36 ビットワード長シス
  テムに 32 ビットバイトを転送するとき、これは (効率と有用性から) 後者の
  システムにおいて 36 ビットワードを右に正規化された (right-justified)
  32 ビットバイトを保存することが望ましい。多くの場合、ユーザはデータの
  表現と変換機能に記述するオプションを持つだろう。これは FTP が非常に制
  限さえ他データタイプ表現にたいして供給していることに注意する。制限され
  た能力のこれを超える望まれた変換は、直接ユーザにより行われる。

      3.1.1.  データタイプ

    データ表現はユーザがデータ表現の記述することにより FTPで処理される。
    このタイプは暗黙的に (ASCII か EBCDIC として) もしくは明白に (ロー
    カルバイトとして)、"論理バイトサイズ" として参照されるような解釈に
    対するバイトサイズとして定義する。これはデータ接続で転送に対して使
    用されるバイトサイズ、"転送バイトサイズ" と呼ばれるものについて何も
    しないと言うこと、そして2つは混乱されないに注意。たとえば、NVT-ASCII
    は 8 ビットの論理バイトサイズをもつ。もしタイプが Local バイトなら、
    TYPE コマンドは第2パラメータにローカルバイトサイズを記述する義務を
    持つ。転送バイトサイズは常に 8 ビットである。

         3.1.1.1.  ASCII 型

      これはデフォルトのタイプであり、すべての FTP 実装で受け入れら
      れなければならない。これは第一に、両方のホストがより便利な
      EBCDIC タイプを探しているとき以外に、テキストファイルの転送に
      対して目的を持つ。

      送り側は内部的な文字表現から標準的な 8 ビット NVT-ASCII 表現に
      変換を行う (Telnet 規格書参照)。受け側はデータを標準的な形式か
      ら内部的な形式に変換する。

      NVT 標準に従い、<CRLF> シーケンスはテキストの行末をあらわすの
      に必要なところで使用される (データ表現と保存のセクションの終わ
      りのファイル構造の論議参照)。

      標準 NVT-ASCII 表現を使うことは、データが 8 ビットバイトとして
      解釈されなければならないことを意味する。

      ASCII と EBCDIC タイプのフォーマットパラメータは以下で論議する。

         3.1.1.2.  EBCDIC 型

      このタイプは、内部文字表現に EBCDIC を使っているホスト間で効率
      的な転送のために用意されている。

      転送のために、データは 8 ビット EBCDIC 文字として表現される。
      文字コードは EBCDIC と ASCII タイプの機能的な規格の間でのみ異
      なる。

      行末 (end-of-record --構造の論議参照 -- に対する) は構造を示す
      ことの目的で、 EBCDIC タイプではたぶんめったに使われないだろう。
      しかし <NL> 文字が使われる必要はある。

         3.1.1.3.  IMAGE 型

      データは転送を行うために、8 ビット転送バイトにパックされた連続
      したビットとして送られる。受け取り側のサイトでは連続したビット
      としてデータを保存しなければならない。保存システムの構造は、同
      じ都合の良い境界 (バイト、ワードもしくはブロック) にファイル
      (もしくはレコード増こうファイルに対してはそれぞれのレコード)
      のパディングを必要とするだろう。すべてゼロにならなければならな
      いこのパディングはファイルの終わり (もしくはそれぞれのレコード
      の終わり) においてのみ起こるだろう。そして、もしファイルが読み
      出されるときパディングが取り除かれるために、パディングビットを
      識別する方法がなければならない。パディング変換は保存サイトで
      ファイルプロセスをユーザに可能にするためによく公開されている。

      イメージタイプは効果的なファイルの保存、読み出し、そしてバイナ
      リデータの転送を目的とする。これは、このタイプがすべての FTP
      実装により受け入れられるような推奨である。

         3.1.1.4.  LOCAL 型

      データは省略不可能な2つめのパラメータ、バイトサイズにより指定
      されるサイズの論理バイトで転送される。バイトサイズの値は10進整
      数でなければならない; デフォルトの値はない。論理バイトサイズは
      転送バイトサイズと同じ時には必要とされない。もしバイトサイズに
      違いがあるなら、論理バイトは連続してパックされ、転送バイト境界
      を無視し、最後にどんな必要なパディングも無視した形で送られるだ
      ろう。 

      データが受け側のホストに届いたとき、論理バイトサイズに依存した
      ホストに特有な方法で変換されるだろう。この変換は可逆である (も
      し同じパラメータが使われたなら同一のファイルを取り出すことが出
      来る)。そしてそれは FTP 実装によって公開されるべきである。 

      たとえば、36 ビット浮動小数点数値を 32 ビットワードのホストに
      送るユーザは、36 の論理バイトサイズのローカルバイトとしてデー
      タを送ることが出来る。受け取り側のホストでは、論理バイトが簡単
      に操作することが出来ることから、それらを保存することになってい
      る; この例では 36 ビット論理バイトを 64 ビットダブルワードにお
      くことで十分である。 

      別の例では、36 ビットワードサイズのホストの 1 組が TYPE L 36
      を使うことで互いにデータを送る。データは、9 転送バイトが 2 つ
      のホストのワードを運ぶので、 8 ビット転送バイトにパックされる。

         3.1.1.5.  フォーマット制御

      ASCII と EBCDIC は第二のパラメータ (オプション) をとることが出
      来る; これは、もしそうなら、ある種の vertical フォーマットコン
      トロールがファイルに関連していることを示す。以下のデータ表示タ
      イプが FTP で定義されている。 

      文字ファイルは3つの目的のうちの一つのためにあるホストに転送さ
      れる: 出力のため、保存、バックアップのため、処理のためである。
      もしファイルが出力のために送られるなら、受け取り側のホストはど
      のように vertical フォーマットコントロールがあらわされているか
      を知らなければならない。第二の場合は、ホストにファイルが保存で
      き、そしてあとで正確に同じファイルにそれを回復されなければなら
      ない。最後に、あるホストから別のホストにファイルを移動すること
      が出来、過度のトラブルなしに第2のホストでファイルを処理できる
      べきである。単体の ASCII や EBCDIC フォーマットはこれらの状況
      のすべてを満たさない。それゆえ、これらのタイプは以下の 3つの
      フォーマットの一つをみたすため、第2のパラメータを持つ。 

            3.1.1.5.1.  NON PRINT

        これは2番目のパラメータを省略したときに使用されるデフォル
        トである。非出力フォーマットはすべての FTP 実装に受け入れ
        られなければならない。 

        ファイルは vertical フォーマット情報を含んでいない必要があ
        る。もしこれが出力プロセスに渡されるなら、このプロセスはス
        ペーシングとマージングに標準値を使用するだろう。 

        通常は、このフォーマットは処理したり保存するためだけと想定
        されたファイルに使用されるだろう。 

            3.1.1.5.2.  TELNET FORMAT CONTROLS

        ファイルはプリンタプロセスが適切に処理する ASCII/EBCDIC 垂
        直方向制御フォーマット (<CR>, <LF>, <NL>, <VT>, <FF> のよ
        うな) を含んでいる。<CRLF> (性格にはこのシーケンス) も
        end-of-line 示す。

            3.1.1.5.2.  CARRIAGE CONTROL (ASA)

        ファイルは ASA (FORTRAN)縦方向制御フォーマットを含んでいる
        (RFC 740 Appendix C; Communications of the ACM, Vol.4,
        No.10, p606, October 1964 参照)。行や ASA 標準に従うレコー
        ドフォーマットにおいて、最初の文字は印字可能文字ではない。
        代わりに、レコードの前の余白を取るため、紙の縦移動を決定す
        るために使用される。 

        ASA 標準では以下の制御文字を定義している。

                  文字          縦方向の空白

                  blank         紙を上に一行移動
                  0             紙を上に位置行移動
                  1             紙を次のページの先頭に移動
                  +             上書き印刷のように移動しない

        明らかに、構造的な存在の最後を区別するためにプリンタプロセ
        スに対していくつかの方法がなければならない。もしファイルが
        レコード構造 (以下を参照) を持つ場合に問題になる。明らかに
        レコードは転送と保存の間にマークされるであろう。もしファイ
        ルがレコード構造を持たないなら、<CRLF> 行末シーケンスは印
        刷行のセパレータとして使用される。しかし、これらのフォー
        マットエフェクタは ASA コントロールによってオーバーライド
        される。 

      3.1.2. データ構造

      異なるタイプ表現の追加において、FTP は記述されたファイルの構造
      を許している。FTP において 3 種類のファイル構造が定義されている:


            file-structure,     内部構造を持たない、データバイトの連続し
                                たシーケンスとして考えられるファイル。

            record-structure,   シーケンシャルレコードとして構成されてい
                                るファイル。

            and page-structure, 独立したインデックス化されたページとして
                                構成されたファイル。

      file-structure は、もし STRUcture コマンドが使用されずに、ファ
      イルとレコード構造がすべての FTP 実装によって "テキスト" ファ
      イル (TYPE ASCII や EBCDIC のような) として受けられるべきなら
      ばデフォルトとして仮定される。ファイル構造はファイルの転送モー
      ド (Transmission Modes 参照) とファイルの解釈・保存の両方に影
      響する。 

      "自然な" ファイル構造はホストが保存しているファイルに依存する
      であろう。ソースコードファイルは IBM メインフレーム上で固定さ
      れた長さのレコードとして保存されるが、DEC TOPS-20 では <CRLF>
      のような行に分割された文字のストリームとして保存される。もしそ
      のような本質的に異なるサイト間でのファイルの転送が有用ならば、
      一つのサイトに対してファイルに関する別のサイトの推定の認識に対
      するいくつかの方法が必要となる。 

      当然いくつかのサイトが file-oriented であり、別のものは
      record-oriented であるので、片方の構造を持つファイルが別の構造
      を持つホストに送られるならば問題となる。もしテキストファイルが
      file-oriented のホストに record-structure で送られるなら、その
      ホストはレコード構造をベースにしたファイルに内部的な変換を適用
      すべきである。明らかに、この変換は有用であるが、同一のファイル
      をレコード構造に戻すために invertible でなければならない。 

      file-structure で record-oritented ホストに送られたファイルの
      場合、ホストがレコードにファイルを分割するために使われるローカ
      ルで処理可能なものはどういう基準かという疑問が生じる。もしこの
      分割が必要ならば、FTP 実装はデリミタとして行末シーケンス
      (ASCII の <CRLF> もしくは EBCDIC の <NL>) を使用すべきである。
      もしある FTP 実装がこの技術を適用するなら、file-structure に
      ファイルを戻す逆の変換も用意すべきである。 

         3.1.2.1. ファイル構造

      ファイル構造は STRUcture コマンドが使用されない場合、デフォル
      トとして想定される。 

      file-structure において内部構造はなくファイルはデータバイトの
      連続したシーケンスとして考えられる。 

         3.1.2.2. レコード構造

      レコード構造はすべての FTP 実装により (TYPE ASCII や EBCDIC の
      ファイルのような) "テキスト" ファイルとして受け入れられる。 

      record-structure においてファイルはシーケンシャルレコードで構
      成される。 

         3.1.2.3. ページ構造

      連続しないようなファイルの転送のため、FTP ではページ構造を定義
      する。このタイプのファイルはしばしば "ランダムアクセスファイル"
      もしくは "holey ファイル" として知られる。これらのファイルにお
      いて (ファイルデスクリプタのような) 全体としてのファイル
      (ページアクセスコントロールのような) ファイルのセクション、も
      しくは両方に関係している情報が存在する。FTP では、ファイルのセ
      クションはページと呼ぶ。 

      さまざまなページサイズと関連する情報を供給するため、それぞれの
      ページはぺージヘッダといっしょに送られる。ページヘッダは以下に
      定義されたフィールドを持つ。 

               ヘッダ長

          このバイトを含むページヘッダにおける論理バイト数。最小
          のヘッダ長は 4 である。 

               ページインデックス

          ファイルのこのセクションの論理ページ番号。これはこの
          ページの転送シーケンス数ではなく、ファイルのこのページ
          を識別するために使用されるインデックスである。 

               データ長

          ページデータの論理バイト数。最小のデータ長は 0 である。 

               ページタイプ

          ページのタイプ。以下のようなページタイプが定義されてい
          る。 

                     0 = 最後のページ

            これはページ化された構造の転送の終端をあらわすため
            に使用される。ヘッダの長さは 4、データの長さは 0
            でなければならない。 

                     1 = 単純なページ

            これは制御情報に関係しているページレベルの無い単純
            なページ化されたファイルの通常のタイプである。ヘッ
            ダ長は 4 でなければならない。 

                     2 = 記述ページ

            このタイプは全体としてのファイルに対する説明的な情
            報を転送するために使用される。 

                     3 = アクセス制限されたページ

            このタイプはコントロール情報にアクセスするページレ
            ベルと一緒のページかされたファイルに対する追加的な
            ヘッダフィールドを含んでいる。 

               オプション的フィールド

          それ以外のヘッダフィールドはページごとの制御情報を供給
          するために使用されるであろう。たとえば、ページごとのア
          クセスコントロールなどである。 

        すべてのフィールドは長さにおいて 1 論理バイトである。論理
        バイトサイズは TYPE コマンドにより記述される。それ以外の詳
        細やページ構造の特性は Appendix I を参照。 

    A note of caution about parameters: もし戻すバージョンが元々転送さ
    れたバージョンと同じなら、ファイルは同じパラメータで保存され、戻さ
    れなければならない。逆に言えば、もし保存や戻すことに使用されるパラ
    メータが同じなら、FTP 実装はオリジナルと同じファイルに戻さなければ
    ならない。 

   3.2. データ接続の確立

    転送データの機構は適切なポートにデータ接続を準備することと転送のた
    めのパラメータを選択することから成り立つ。ユーザと server-DTP の両
    方はデフォルトのデータポートを持つ。ユーザプロセスのデフォルトデー
    タポートはコントロールコネクションポートと同じ (U) である。サーバ
    プロセスデフォルトデータポートはコントロールコネクションポートから
    一つ前のポート (L-1) である。 

    転送バイトサイズは 8-bit バイトである。このバイトサイズはデータの
    実際の転送に対してのみ関連している。ホストのファイルシステムの範囲
    内でのデータの表現とは何ら関係はない。 

    受動的なデータ転送プロセス (これは user-DTP もしくは二次
    server-DTP だろう) は転送要求コマンドを送るより前に "リッスン" す
    る。FTP 要求コマンドはデータ転送の命令で決定する。転送要求を受け
    取ったサーバはそのポートにデータ接続を開始する。その接続が確立した
    とき、データ転送は DTP 間で開始し、server-PI は user-PI に最終確認
    を返す。

    あらゆる FTP 実装はデフォルトデータポートの使用をサポートしなけれ
    ばならないし、USER-PI のみデフォルトでないポートに変更することを行
    える。 

    ユーザが PORT コマンドを使って代わりのデータポートを送るのは可能で
    ある。ユーザは TAC ラインプリンタ上にダンプされたりサードパーティ
    ホストから戻されたファイルを望んでいるかもしれない。後者ならば、
    user-PI は SERVER-pi の両方の制御接続を設定する。この時片方のサー
    バが猛火多能のものが開始する予定の接続に対して (FTP コマンドで)
    "listen" していることを伝えられる。user-PI は片方の server-PI にも
    う片方のサーバのデータポートをあらわす PORT コマンドを送る。最終的
    に、両方が適切な転送コマンドを送られる。ユーザコントローラとサーバ
    の間で送られるコマンドと応答の正確なシーケンスは FTP 応答のセクショ
    ンで定義される。 

    一般的には、データ接続を維持すること -- 開始して終了する -- はサー
    バの責任である。この例外は user-DTP が EOF を示すことでクローズさ
    れる接続を要求する転送モードでデータを送信しているときである。サー
    バは以下のような状況でデータ接続をクローズ *しなければならない*。

      1.サーバが EOF を示すためのクローズを必要とした転送モードで
        データを送りきった。

      2.サーバがユーザから ABORT コマンドを受信した。

      3.ポートの記述がユーザかからコマンドにより変更された。

      4.コントロール接続が合法的にもしくは別の方法でクローズされた。

      5.回復不能なエラー状況が発生した。 

    さもなければクローズはサーバのオプションである。サーバが 250 か
    226 によりユーザプロセスに示さなければならない行使は応答だけする。


   3.3.  データ接続管理

    Defaul Data Connection Ports: すべての FTP 実装はデフォルトのデー
    タポートの使用をサポートしなければならず、User-PI のみがデフォルト
    でないポートの使用を開始できる。 

    Nogotiation Non-Default Data Ports: User-PI は PORT コマンドでデ
    フォルトでないユーザ側データポートを記述するかもしれない。User-PI
    はサーバ側に PASV コマンドでデフォルトでないサーバ側データポートの
    識別のためのリクエストを送るかもしれない。接続がアドレスのペアによ
    り定義されているため、これらの動作のいずれも別のデータ接続を得るた
    めに十分であり、データ接続の両端で新しいポートを使うための両方のコ
    マンドを行う許可を与える。

    Reuse of the Data Connection: データ転送にストリームモードを使うと
    き、ファイルの終了は接続のクローズで示されなければならない。これは
    信頼できる接続を保証している間、タイムアウトの接続レコードを持続に
    対して必要なため、もし複数のファイルがそのセッションにおいて転送さ
    れる時問題となる。したがってその接続はもう一度オープンできない。

      この問題には 2つの解決がある。最初のものは非デフォルトポートに
      ネゴシエーションする事だ。二つ目は別の転送モードを使う事である。

      転送モードのコメント。ストリーム転送モードはもしそれが早まって
      クローズしたかどうかを決定できないため、本来当てにならない。
      別の転送モード (Block, Compressed) はファイル終了を示すために接
      続をクローズすることはない。これらはデータ接続がファイルの終了
      を決定するために解析される事ができる十分な FTP 符号化を持ってい
      る。したがって、これらのモードの一つを使う事は複数のファイル転
      送のためにデータ接続をオープンしておく事ができる。

   3.4. 転送モード

    データを転送する事における次の考慮は、適切な転送モードを選ぶ事であ
    る。3つのモードが存在する: データをフォーマットし、処理の再開が可
    能なもの、効果的な転送のためにデータの圧縮も行うもの、ほとんどもし
    くはまったく処理されていないデータを渡すものである。最後の場合、
    モードは処理のタイプを決定するための構造属性に相互に作用する。圧縮
    モードでは、表現タイプはより満たされたバイトを決定する。

    すべてのデータ転送は、明白に言明された end-of-file (EOF) で完了す
    るか、データ接続のクローズにより暗黙的になされなければならない。
    レコード構造をもつファイルに対して、すべての end-of-record マーク
    (EOR) は明確であり、最後の一つも含まれる。ページ構造で転送された
    ファイルに対して、"last-page" ページタイプが使われる。

    注意: このセクションの残りでは、"転送バイト" を意味するバイトは明
    らかに別だと状態かされたところは除外する。

    標準化された転送の目的のため、送信しているホストは転送モードとファ
    イル構造により、その内部的に規定された表現の行末もしくはレコードの
    終わりの表現が変換されるだろう。そして、受信しているホストではその
    内部的な表現への逆変換を行うだろう。IBM メインフレームレコードカウ
    ントフィールドは別のホストでは認識されない。それでレコードの終わり
    情報はストリームモードにおいて2バイトの制御コードに、もしくは
    Block や Compressed モードディスクリプタにおいてフラグ化されたビッ
    トに変換されるだろう。レコード構造を持たない ASCII や EBCDIC ファ
    イル内の行末はそれぞれ <CRLF> や <NL> により示されるべきである。こ
    れらの変換がいくつかのシステムで暗に行われるため、レコード構造を持
    たないテキストファイルを同一システムで転送することは、バイナリ表現
    と転送にストリームモードを使う事を希望する。

    以下の転送モードが FTP で定義されている。

      3.4.1. ストリームモード

      データはバイトのストリームとして転送される。使われている表現タ
      イプに制限はなく、レコード構造は許される。

      レコード構造化されたファイルにおいて EOR と EOF はそれぞれ 2バ
      イト制御コードにより示される。制御コードの最初のバイトはエス
      ケープ文字のどれでも良い。第 2のバイトは

         In a record structured file EOR and EOF will each be indicated
         by a two-byte control code.  The first byte of the control code
         will be all ones, the escape character.  The second byte will
         have the low order bit on and zeros elsewhere for EOR and the
         second low order bit on for EOF; that is, the byte will have
         value 1 for EOR and value 2 for EOF.  EOR and EOF may be
         indicated together on the last byte transmitted by turning both
         low order bits on (i.e., the value 3).  If a byte of all ones
         was intended to be sent as data, it should be repeated in the
         second byte of the control code.


      もし構造がファイル構造なら、EOF はデータ接続のクローズする送信
      しているホストにより示され、すべてのバイトはデータバイトである。

      3.4.2. ブロックモード

         The file is transmitted as a series of data blocks preceded by
         one or more header bytes.  The header bytes contain a count
         field, and descriptor code.  The count field indicates the
         total length of the data block in bytes, thus marking the
         beginning of the next data block (there are no filler bits).
         The descriptor code defines:  last block in the file (EOF) last
         block in the record (EOR), restart marker (see the Section on
         Error Recovery and Restart) or suspect data (i.e., the data
         being transferred is suspected of errors and is not reliable).
         This last code is NOT intended for error control within FTP.
         It is motivated by the desire of sites exchanging certain types
         of data (e.g., seismic or weather data) to send and receive all
         the data despite local errors (such as "magnetic tape read
         errors"), but to indicate in the transmission that certain
         portions are suspect).  Record structures are allowed in this
         mode, and any representation type may be used.

         The header consists of the three bytes.  Of the 24 bits of
         header information, the 16 low order bits shall represent byte
         count, and the 8 high order bits shall represent descriptor
         codes as shown below.

         Block Header

            +----------------+----------------+----------------+
            | Descriptor     |    Byte Count                   |
            |         8 bits |                      16 bits    |
            +----------------+----------------+----------------+
            

         The descriptor codes are indicated by bit flags in the
         descriptor byte.  Four codes have been assigned, where each
         code number is the decimal value of the corresponding bit in
         the byte.

            Code     Meaning
            
             128     End of data block is EOR
              64     End of data block is EOF
              32     Suspected errors in data block
              16     Data block is a restart marker

         With this encoding, more than one descriptor coded condition
         may exist for a particular block.  As many bits as necessary
         may be flagged.

         The restart marker is embedded in the data stream as an
         integral number of 8-bit bytes representing printable
         characters in the language being used over the control
         connection (e.g., default--NVT-ASCII).  <SP> (Space, in the
         appropriate language) must not be used WITHIN a restart marker.

         For example, to transmit a six-character marker, the following
         would be sent:

            +--------+--------+--------+
            |Descrptr|  Byte count     |
            |code= 16|             = 6 |
            +--------+--------+--------+

            +--------+--------+--------+
            | Marker | Marker | Marker |
            | 8 bits | 8 bits | 8 bits |
            +--------+--------+--------+

            +--------+--------+--------+
            | Marker | Marker | Marker |
            | 8 bits | 8 bits | 8 bits |
            +--------+--------+--------+


      3.4.3. 圧縮モード

         There are three kinds of information to be sent:  regular data,
         sent in a byte string; compressed data, consisting of
         replications or filler; and control information, sent in a
         two-byte escape sequence.  If n>0 bytes (up to 127) of regular
         data are sent, these n bytes are preceded by a byte with the
         left-most bit set to 0 and the right-most 7 bits containing the
         number n.

         Byte string:

             1       7                8                     8
            +-+-+-+-+-+-+-+-+ +-+-+-+-+-+-+-+-+     +-+-+-+-+-+-+-+-+
            |0|       n     | |    d(1)       | ... |      d(n)     |
            +-+-+-+-+-+-+-+-+ +-+-+-+-+-+-+-+-+     +-+-+-+-+-+-+-+-+
                                          ^             ^
                                          |---n bytes---|
                                              of data

            String of n data bytes d(1),..., d(n)
            Count n must be positive.

         To compress a string of n replications of the data byte d, the
         following 2 bytes are sent:

         Replicated Byte:

              2       6               8
            +-+-+-+-+-+-+-+-+ +-+-+-+-+-+-+-+-+
            |1 0|     n     | |       d       |
            +-+-+-+-+-+-+-+-+ +-+-+-+-+-+-+-+-+

         A string of n filler bytes can be compressed into a single
         byte, where the filler byte varies with the representation
         type.  If the type is ASCII or EBCDIC the filler byte is <SP>
         (Space, ASCII code 32, EBCDIC code 64).  If the type is Image
         or Local byte the filler is a zero byte.

         Filler String:

              2       6
            +-+-+-+-+-+-+-+-+
            |1 1|     n     |
            +-+-+-+-+-+-+-+-+

         The escape sequence is a double byte, the first of which is the
         escape byte (all zeros) and the second of which contains
         descriptor codes as defined in Block mode.  The descriptor
         codes have the same meaning as in Block mode and apply to the
         succeeding string of bytes.

         Compressed mode is useful for obtaining increased bandwidth on
         very large network transmissions at a little extra CPU cost.
         It can be most effectively used to reduce the size of printer
         files such as those generated by RJE hosts.

   3.5. エラー回復と再開

      There is no provision for detecting bits lost or scrambled in data
      transfer; this level of error control is handled by the TCP.
      However, a restart procedure is provided to protect users from
      gross system failures (including failures of a host, an
      FTP-process, or the underlying network).

      The restart procedure is defined only for the block and compressed
      modes of data transfer.  It requires the sender of data to insert
      a special marker code in the data stream with some marker
      information.  The marker information has meaning only to the
      sender, but must consist of printable characters in the default or
      negotiated language of the control connection (ASCII or EBCDIC).
      The marker could represent a bit-count, a record-count, or any
      other information by which a system may identify a data
      checkpoint.  The receiver of data, if it implements the restart
      procedure, would then mark the corresponding position of this
      marker in the receiving system, and return this information to the
      user.

      In the event of a system failure, the user can restart the data
      transfer by identifying the marker point with the FTP restart
      procedure.  The following example illustrates the use of the
      restart procedure.

      The sender of the data inserts an appropriate marker block in the
      data stream at a convenient point.  The receiving host marks the
      corresponding data point in its file system and conveys the last
      known sender and receiver marker information to the user, either
      directly or over the control connection in a 110 reply (depending
      on who is the sender).  In the event of a system failure, the user
      or controller process restarts the server at the last server
      marker by sending a restart command with server's marker code as
      its argument.  The restart command is transmitted over the control
      connection and is immediately followed by the command (such as
      RETR, STOR or LIST) which was being executed when the system
      failure occurred.

4. ファイル転送機能

   The communication channel from the user-PI to the server-PI is
   established as a TCP connection from the user to the standard server
   port.  The user protocol interpreter is responsible for sending FTP
   commands and interpreting the replies received; the server-PI
   interprets commands, sends replies and directs its DTP to set up the
   data connection and transfer the data.  If the second party to the
   data transfer (the passive transfer process) is the user-DTP, then it
   is governed through the internal protocol of the user-FTP host; if it
   is a second server-DTP, then it is governed by its PI on command from
   the user-PI.  The FTP replies are discussed in the next section.  In
   the description of a few of the commands in this section, it is
   helpful to be explicit about the possible replies.

   4.1. FTP コマンド

      4.1.1. アクセス制御コマンド

         The following commands specify access control identifiers
         (command codes are shown in parentheses).

         USER NAME (USER)

            The argument field is a Telnet string identifying the user.
            The user identification is that which is required by the
            server for access to its file system.  This command will
            normally be the first command transmitted by the user after
            the control connections are made (some servers may require
            this).  Additional identification information in the form of
            a password and/or an account command may also be required by
            some servers.  Servers may allow a new USER command to be
            entered at any point in order to change the access control
            and/or accounting information.  This has the effect of
            flushing any user, password, and account information already
            supplied and beginning the login sequence again.  All
            transfer parameters are unchanged and any file transfer in
            progress is completed under the old access control
            parameters.

         PASSWORD (PASS)

            The argument field is a Telnet string specifying the user's
            password.  This command must be immediately preceded by the
            user name command, and, for some sites, completes the user's
            identification for access control.  Since password
            information is quite sensitive, it is desirable in general
            to "mask" it or suppress typeout.  It appears that the
            server has no foolproof way to achieve this.  It is
            therefore the responsibility of the user-FTP process to hide
            the sensitive password information.

         ACCOUNT (ACCT)

            The argument field is a Telnet string identifying the user's
            account.  The command is not necessarily related to the USER
            command, as some sites may require an account for login and
            others only for specific access, such as storing files.  In
            the latter case the command may arrive at any time.

            There are reply codes to differentiate these cases for the
            automation: when account information is required for login,
            the response to a successful PASSword command is reply code
            332.  On the other hand, if account information is NOT
            required for login, the reply to a successful PASSword
            command is 230; and if the account information is needed for
            a command issued later in the dialogue, the server should
            return a 332 or 532 reply depending on whether it stores
            (pending receipt of the ACCounT command) or discards the
            command, respectively.

         CHANGE WORKING DIRECTORY (CWD)

            This command allows the user to work with a different
            directory or dataset for file storage or retrieval without
            altering his login or accounting information.  Transfer
            parameters are similarly unchanged.  The argument is a
            pathname specifying a directory or other system dependent
            file group designator.

         CHANGE TO PARENT DIRECTORY (CDUP)

            This command is a special case of CWD, and is included to
            simplify the implementation of programs for transferring
            directory trees between operating systems having different
            syntaxes for naming the parent directory.  The reply codes
            shall be identical to the reply codes of CWD.  See
            Appendix II for further details.

         STRUCTURE MOUNT (SMNT)

            This command allows the user to mount a different file
            system data structure without altering his login or
            accounting information.  Transfer parameters are similarly
            unchanged.  The argument is a pathname specifying a
            directory or other system dependent file group designator.

         REINITIALIZE (REIN)

            This command terminates a USER, flushing all I/O and account
            information, except to allow any transfer in progress to be
            completed.  All parameters are reset to the default settings
            and the control connection is left open.  This is identical
            to the state in which a user finds himself immediately after
            the control connection is opened.  A USER command may be
            expected to follow.

         LOGOUT (QUIT)

            This command terminates a USER and if file transfer is not
            in progress, the server closes the control connection.  If
            file transfer is in progress, the connection will remain
            open for result response and the server will then close it.
            If the user-process is transferring files for several USERs
            but does not wish to close and then reopen connections for
            each, then the REIN command should be used instead of QUIT.

            An unexpected close on the control connection will cause the
            server to take the effective action of an abort (ABOR) and a
            logout (QUIT).

      4.1.2. 転送パラメータコマンド

         All data transfer parameters have default values, and the
         commands specifying data transfer parameters are required only
         if the default parameter values are to be changed.  The default
         value is the last specified value, or if no value has been
         specified, the standard default value is as stated here.  This
         implies that the server must "remember" the applicable default
         values.  The commands may be in any order except that they must
         precede the FTP service request.  The following commands
         specify data transfer parameters:

         DATA PORT (PORT)

            The argument is a HOST-PORT specification for the data port
            to be used in data connection.  There are defaults for both
            the user and server data ports, and under normal
            circumstances this command and its reply are not needed.  If
            this command is used, the argument is the concatenation of a
            32-bit internet host address and a 16-bit TCP port address.
            This address information is broken into 8-bit fields and the
            value of each field is transmitted as a decimal number (in
            character string representation).  The fields are separated
            by commas.  A port command would be:

               PORT h1,h2,h3,h4,p1,p2

            where h1 is the high order 8 bits of the internet host
            address.

         PASSIVE (PASV)

            This command requests the server-DTP to "listen" on a data
            port (which is not its default data port) and to wait for a
            connection rather than initiate one upon receipt of a
            transfer command.  The response to this command includes the
            host and port address this server is listening on.

         REPRESENTATION TYPE (TYPE)

            The argument specifies the representation type as described
            in the Section on Data Representation and Storage.  Several
            types take a second parameter.  The first parameter is
            denoted by a single Telnet character, as is the second
            Format parameter for ASCII and EBCDIC; the second parameter
            for local byte is a decimal integer to indicate Bytesize.
            The parameters are separated by a <SP> (Space, ASCII code
            32).

            The following codes are assigned for type:

                         \    /
               A - ASCII |    | N - Non-print
                         |-><-| T - Telnet format effectors
               E - EBCDIC|    | C - Carriage Control (ASA)
                         /    \
               I - Image
               
               L <byte size> - Local byte Byte size

            The default representation type is ASCII Non-print.  If the
            Format parameter is changed, and later just the first
            argument is changed, Format then returns to the Non-print
            default.

         FILE STRUCTURE (STRU)

            The argument is a single Telnet character code specifying
            file structure described in the Section on Data
            Representation and Storage.

            The following codes are assigned for structure:

               F - File (no record structure)
               R - Record structure
               P - Page structure

            The default structure is File.

         TRANSFER MODE (MODE)

            The argument is a single Telnet character code specifying
            the data transfer modes described in the Section on
            Transmission Modes.

            The following codes are assigned for transfer modes:

               S - Stream
               B - Block
               C - Compressed

            The default transfer mode is Stream.

      4.1.3. FTP サービスコマンド

         The FTP service commands define the file transfer or the file
         system function requested by the user.  The argument of an FTP
         service command will normally be a pathname.  The syntax of
         pathnames must conform to server site conventions (with
         standard defaults applicable), and the language conventions of
         the control connection.  The suggested default handling is to
         use the last specified device, directory or file name, or the
         standard default defined for local users.  The commands may be
         in any order except that a "rename from" command must be
         followed by a "rename to" command and the restart command must
         be followed by the interrupted service command (e.g., STOR or
         RETR).  The data, when transferred in response to FTP service
         commands, shall always be sent over the data connection, except
         for certain informative replies.  The following commands
         specify FTP service requests:

         RETRIEVE (RETR)

            This command causes the server-DTP to transfer a copy of the
            file, specified in the pathname, to the server- or user-DTP
            at the other end of the data connection.  The status and
            contents of the file at the server site shall be unaffected.

         STORE (STOR)

            This command causes the server-DTP to accept the data
            transferred via the data connection and to store the data as
            a file at the server site.  If the file specified in the
            pathname exists at the server site, then its contents shall
            be replaced by the data being transferred.  A new file is
            created at the server site if the file specified in the
            pathname does not already exist.

         STORE UNIQUE (STOU)

            This command behaves like STOR except that the resultant
            file is to be created in the current directory under a name
            unique to that directory.  The 250 Transfer Started response
            must include the name generated.

         APPEND (with create) (APPE)

            This command causes the server-DTP to accept the data
            transferred via the data connection and to store the data in
            a file at the server site.  If the file specified in the
            pathname exists at the server site, then the data shall be
            appended to that file; otherwise the file specified in the
            pathname shall be created at the server site.

         ALLOCATE (ALLO)

            This command may be required by some servers to reserve
            sufficient storage to accommodate the new file to be
            transferred.  The argument shall be a decimal integer
            representing the number of bytes (using the logical byte
            size) of storage to be reserved for the file.  For files
            sent with record or page structure a maximum record or page
            size (in logical bytes) might also be necessary; this is
            indicated by a decimal integer in a second argument field of
            the command.  This second argument is optional, but when
            present should be separated from the first by the three
            Telnet characters <SP> R <SP>.  This command shall be
            followed by a STORe or APPEnd command.  The ALLO command
            should be treated as a NOOP (no operation) by those servers
            which do not require that the maximum size of the file be
            declared beforehand, and those servers interested in only
            the maximum record or page size should accept a dummy value
            in the first argument and ignore it.

         RESTART (REST)

            The argument field represents the server marker at which
            file transfer is to be restarted.  This command does not
            cause file transfer but skips over the file to the specified
            data checkpoint.  This command shall be immediately followed
            by the appropriate FTP service command which shall cause
            file transfer to resume.

         RENAME FROM (RNFR)

            This command specifies the old pathname of the file which is
            to be renamed.  This command must be immediately followed by
            a "rename to" command specifying the new file pathname.

         RENAME TO (RNTO)

            This command specifies the new pathname of the file
            specified in the immediately preceding "rename from"
            command.  Together the two commands cause a file to be
            renamed.

         ABORT (ABOR)

            This command tells the server to abort the previous FTP
            service command and any associated transfer of data.  The
            abort command may require "special action", as discussed in
            the Section on FTP Commands, to force recognition by the
            server.  No action is to be taken if the previous command
            has been completed (including data transfer).  The control
            connection is not to be closed by the server, but the data
            connection must be closed.

            There are two cases for the server upon receipt of this
            command: (1) the FTP service command was already completed,
            or (2) the FTP service command is still in progress.

               In the first case, the server closes the data connection
               (if it is open) and responds with a 226 reply, indicating
               that the abort command was successfully processed.

               In the second case, the server aborts the FTP service in
               progress and closes the data connection, returning a 426
               reply to indicate that the service request terminated
               abnormally.  The server then sends a 226 reply,
               indicating that the abort command was successfully
               processed.

         DELETE (DELE)

            This command causes the file specified in the pathname to be
            deleted at the server site.  If an extra level of protection
            is desired (such as the query, "Do you really wish to
            delete?"), it should be provided by the user-FTP process.

         REMOVE DIRECTORY (RMD)

            This command causes the directory specified in the pathname
            to be removed as a directory (if the pathname is absolute)
            or as a subdirectory of the current working directory (if
            the pathname is relative).  See Appendix II.

         MAKE DIRECTORY (MKD)

            This command causes the directory specified in the pathname
            to be created as a directory (if the pathname is absolute)
            or as a subdirectory of the current working directory (if
            the pathname is relative).  See Appendix II.

         PRINT WORKING DIRECTORY (PWD)

            This command causes the name of the current working
            directory to be returned in the reply.  See Appendix II.

         LIST (LIST)

            This command causes a list to be sent from the server to the
            passive DTP.  If the pathname specifies a directory or other
            group of files, the server should transfer a list of files
            in the specified directory.  If the pathname specifies a
            file then the server should send current information on the
            file.  A null argument implies the user's current working or
            default directory.  The data transfer is over the data
            connection in type ASCII or type EBCDIC.  (The user must
            ensure that the TYPE is appropriately ASCII or EBCDIC).
            Since the information on a file may vary widely from system
            to system, this information may be hard to use automatically
            in a program, but may be quite useful to a human user.

         NAME LIST (NLST)

            This command causes a directory listing to be sent from
            server to user site.  The pathname should specify a
            directory or other system-specific file group descriptor; a
            null argument implies the current directory.  The server
            will return a stream of names of files and no other
            information.  The data will be transferred in ASCII or
            EBCDIC type over the data connection as valid pathname
            strings separated by <CRLF> or <NL>.  (Again the user must
            ensure that the TYPE is correct.)  This command is intended
            to return information that can be used by a program to
            further process the files automatically.  For example, in
            the implementation of a "multiple get" function.

         SITE PARAMETERS (SITE)

            This command is used by the server to provide services
            specific to his system that are essential to file transfer
            but not sufficiently universal to be included as commands in
            the protocol.  The nature of these services and the
            specification of their syntax can be stated in a reply to
            the HELP SITE command.

         SYSTEM (SYST)

            This command is used to find out the type of operating
            system at the server.  The reply shall have as its first
            word one of the system names listed in the current version
            of the Assigned Numbers document [4].

         STATUS (STAT)

            This command shall cause a status response to be sent over
            the control connection in the form of a reply.  The command
            may be sent during a file transfer (along with the Telnet IP
            and Synch signals--see the Section on FTP Commands) in which
            case the server will respond with the status of the
            operation in progress, or it may be sent between file
            transfers.  In the latter case, the command may have an
            argument field.  If the argument is a pathname, the command
            is analogous to the "list" command except that data shall be
            transferred over the control connection.  If a partial
            pathname is given, the server may respond with a list of
            file names or attributes associated with that specification.
            If no argument is given, the server should return general
            status information about the server FTP process.  This
            should include current values of all transfer parameters and
            the status of connections.

         HELP (HELP)

            This command shall cause the server to send helpful
            information regarding its implementation status over the
            control connection to the user.  The command may take an
            argument (e.g., any command name) and return more specific
            information as a response.  The reply is type 211 or 214.
            It is suggested that HELP be allowed before entering a USER
            command. The server may use this reply to specify
            site-dependent parameters, e.g., in response to HELP SITE.

         NOOP (NOOP)

            This command does not affect any parameters or previously
            entered commands. It specifies no action other than that the
            server send an OK reply.

   The File Transfer Protocol follows the specifications of the Telnet
   protocol for all communications over the control connection.  Since
   the language used for Telnet communication may be a negotiated
   option, all references in the next two sections will be to the
   "Telnet language" and the corresponding "Telnet end-of-line code".
   Currently, one may take these to mean NVT-ASCII and <CRLF>.  No other
   specifications of the Telnet protocol will be cited.

   FTP commands are "Telnet strings" terminated by the "Telnet end of
   line code".  The command codes themselves are alphabetic characters
   terminated by the character <SP> (Space) if parameters follow and
   Telnet-EOL otherwise.  The command codes and the semantics of
   commands are described in this section; the detailed syntax of
   commands is specified in the Section on Commands, the reply sequences
   are discussed in the Section on Sequencing of Commands and Replies,
   and scenarios illustrating the use of commands are provided in the
   Section on Typical FTP Scenarios.

   FTP commands may be partitioned as those specifying access-control
   identifiers, data transfer parameters, or FTP service requests.
   Certain commands (such as ABOR, STAT, QUIT) may be sent over the
   control connection while a data transfer is in progress.  Some
   servers may not be able to monitor the control and data connections
   simultaneously, in which case some special action will be necessary
   to get the server's attention.  The following ordered format is
   tentatively recommended:

      1. User system inserts the Telnet "Interrupt Process" (IP) signal
      in the Telnet stream.

      2. User system sends the Telnet "Synch" signal.

      3. User system inserts the command (e.g., ABOR) in the Telnet
      stream.

      4. Server PI, after receiving "IP", scans the Telnet stream for
      EXACTLY ONE FTP command.

   (For other servers this may not be necessary but the actions listed
   above should have no unusual effect.)

   4.2.  FTP 応答

    File Transfer Protocol コマンドの応答はファイル転送のプロセスにお
    ける要求と動作の同調を保証し、ユーザプロセスが常にサーバの状態を知
    る事を保証するために考案されている。それぞれのコマンドは最低一つ、
    さらにはそれ以上の応答を生成しなければならない。後者の場合、複合応
    答は簡単に区別でなければならない。付加的にいくつかのコマンドは
    USER, PASS や ACCT, RNFR, RNTO のようなシーケンシャルグループで起
    こる。応答はもし直前のすべてのコマンドが成功であったなら、中間的な
    状態の存在が示される。シーケンシャルにおけるどんなポイントでの失敗
    も、開始するところからの全シーケンシャルの繰り返しが必要である。

      コマンド-応答シーケンスの詳細は以下のステートダイアグラムの
      セットにおいて明白に定義される。

      An FTP reply consists of a three digit number (transmitted as
      three alphanumeric characters) followed by some text.  The number
      is intended for use by automata to determine what state to enter
      next; the text is intended for the human user.  It is intended
      that the three digits contain enough encoded information that the
      user-process (the User-PI) will not need to examine the text and
      may either discard it or pass it on to the user, as appropriate.
      In particular, the text may be server-dependent, so there are
      likely to be varying texts for each reply code.

      A reply is defined to contain the 3-digit code, followed by Space
      <SP>, followed by one line of text (where some maximum line length
      has been specified), and terminated by the Telnet end-of-line
      code.  There will be cases however, where the text is longer than
      a single line.  In these cases the complete text must be bracketed
      so the User-process knows when it may stop reading the reply (i.e.
      stop processing input on the control connection) and go do other
      things.  This requires a special format on the first line to
      indicate that more than one line is coming, and another on the
      last line to designate it as the last.  At least one of these must
      contain the appropriate reply code to indicate the state of the
      transaction.  To satisfy all factions, it was decided that both
      the first and last line codes should be the same.

         Thus the format for multi-line replies is that the first line
         will begin with the exact required reply code, followed
         immediately by a Hyphen, "-" (also known as Minus), followed by
         text.  The last line will begin with the same code, followed
         immediately by Space <SP>, optionally some text, and the Telnet
         end-of-line code.

            For example:
                                123-First line
                                Second line
                                  234 A line beginning with numbers
                                123 The last line

         The user-process then simply needs to search for the second
         occurrence of the same reply code, followed by <SP> (Space), at
         the beginning of a line, and ignore all intermediary lines.  If
         an intermediary line begins with a 3-digit number, the Server
         must pad the front  to avoid confusion.

            This scheme allows standard system routines to be used for
            reply information (such as for the STAT reply), with
            "artificial" first and last lines tacked on.  In rare cases
            where these routines are able to generate three digits and a
            Space at the beginning of any line, the beginning of each
            text line should be offset by some neutral text, like Space.

         This scheme assumes that multi-line replies may not be nested.

      The three digits of the reply each have a special significance.
      This is intended to allow a range of very simple to very
      sophisticated responses by the user-process.  The first digit
      denotes whether the response is good, bad or incomplete.
      (Referring to the state diagram), an unsophisticated user-process
      will be able to determine its next action (proceed as planned,
      redo, retrench, etc.) by simply examining this first digit.  A
      user-process that wants to know approximately what kind of error
      occurred (e.g. file system error, command syntax error) may
      examine the second digit, reserving the third digit for the finest
      gradation of information (e.g., RNTO command without a preceding
      RNFR).

         There are five values for the first digit of the reply code:

            1yz   Positive Preliminary reply

               The requested action is being initiated; expect another
               reply before proceeding with a new command.  (The
               user-process sending another command before the
               completion reply would be in violation of protocol; but
               server-FTP processes should queue any commands that
               arrive while a preceding command is in progress.)  This
               type of reply can be used to indicate that the command
               was accepted and the user-process may now pay attention
               to the data connections, for implementations where
               simultaneous monitoring is difficult.  The server-FTP
               process may send at most, one 1yz reply per command.

            2yz   Positive Completion reply

               The requested action has been successfully completed.  A
               new request may be initiated.

            3yz   Positive Intermediate reply

               The command has been accepted, but the requested action
               is being held in abeyance, pending receipt of further
               information.  The user should send another command
               specifying this information.  This reply is used in
               command sequence groups.

            4yz   Transient Negative Completion reply

               The command was not accepted and the requested action did
               not take place, but the error condition is temporary and
               the action may be requested again.  The user should
               return to the beginning of the command sequence, if any.
               It is difficult to assign a meaning to "transient",
               particularly when two distinct sites (Server- and
               User-processes) have to agree on the interpretation.
               Each reply in the 4yz category might have a slightly
               different time value, but the intent is that the
               user-process is encouraged to try again.  A rule of thumb
               in determining if a reply fits into the 4yz or the 5yz
               (Permanent Negative) category is that replies are 4yz if
               the commands can be repeated without any change in
               command form or in properties of the User or Server
               (e.g., the command is spelled the same with the same
               arguments used; the user does not change his file access
               or user name; the server does not put up a new
               implementation.)

            5yz   Permanent Negative Completion reply

               The command was not accepted and the requested action did
               not take place.  The User-process is discouraged from
               repeating the exact request (in the same sequence).  Even
               some "permanent" error conditions can be corrected, so
               the human user may want to direct his User-process to
               reinitiate the command sequence by direct action at some
               point in the future (e.g., after the spelling has been
               changed, or the user has altered his directory status.)

         The following function groupings are encoded in the second
         digit:

            x0z   Syntax - These replies refer to syntax errors,
                  syntactically correct commands that don't fit any
                  functional category, unimplemented or superfluous
                  commands.

            x1z   Information -  These are replies to requests for
                  information, such as status or help.

            x2z   Connections - Replies referring to the control and
                  data connections.

            x3z   Authentication and accounting - Replies for the login
                  process and accounting procedures.

            x4z   Unspecified as yet.

            x5z   File system - These replies indicate the status of the
                  Server file system vis-a-vis the requested transfer or
                  other file system action.

         The third digit gives a finer gradation of meaning in each of
         the function categories, specified by the second digit.  The
         list of replies below will illustrate this.  Note that the text
         associated with each reply is recommended, rather than
         mandatory, and may even change according to the command with
         which it is associated.  The reply codes, on the other hand,
         must strictly follow the specifications in the last section;
         that is, Server implementations should not invent new codes for
         situations that are only slightly different from the ones
         described here, but rather should adapt codes already defined.

            A command such as TYPE or ALLO whose successful execution
            does not offer the user-process any new information will
            cause a 200 reply to be returned.  If the command is not
            implemented by a particular Server-FTP process because it
            has no relevance to that computer system, for example ALLO
            at a TOPS20 site, a Positive Completion reply is still
            desired so that the simple User-process knows it can proceed
            with its course of action.  A 202 reply is used in this case
            with, for example, the reply text:  "No storage allocation
            necessary."  If, on the other hand, the command requests a
            non-site-specific action and is unimplemented, the response
            is 502.  A refinement of that is the 504 reply for a command
            that is implemented, but that requests an unimplemented
            parameter.

      4.2.1  機能グループによる応答コード

         200 Command okay.
         500 Syntax error, command unrecognized.
             This may include errors such as command line too long.
         501 Syntax error in parameters or arguments.
         202 Command not implemented, superfluous at this site.
         502 Command not implemented.
         503 Bad sequence of commands.
         504 Command not implemented for that parameter.
         110 Restart marker reply.
             In this case, the text is exact and not left to the
             particular implementation; it must read:
                  MARK yyyy = mmmm
             Where yyyy is User-process data stream marker, and mmmm
             server's equivalent marker (note the spaces between markers
             and "=").
         211 System status, or system help reply.
         212 Directory status.
         213 File status.
         214 Help message.
             On how to use the server or the meaning of a particular
             non-standard command.  This reply is useful only to the
             human user.
         215 NAME system type.
             Where NAME is an official system name from the list in the
             Assigned Numbers document.
          
         120 Service ready in nnn minutes.
         220 Service ready for new user.
         221 Service closing control connection.
             Logged out if appropriate.
         421 Service not available, closing control connection.
             This may be a reply to any command if the service knows it
             must shut down.
         125 Data connection already open; transfer starting.
         225 Data connection open; no transfer in progress.
         425 Can't open data connection.
         226 Closing data connection.
             Requested file action successful (for example, file
             transfer or file abort).
         426 Connection closed; transfer aborted.
         227 Entering Passive Mode (h1,h2,h3,h4,p1,p2).
          
         230 User logged in, proceed.
         530 Not logged in.
         331 User name okay, need password.
         332 Need account for login.
         532 Need account for storing files.
         150 File status okay; about to open data connection.
         250 Requested file action okay, completed.
         257 "PATHNAME" created.
         350 Requested file action pending further information.
         450 Requested file action not taken.
             File unavailable (e.g., file busy).
         550 Requested action not taken.
             File unavailable (e.g., file not found, no access).
         451 Requested action aborted. Local error in processing.
         551 Requested action aborted. Page type unknown.
         452 Requested action not taken.
             Insufficient storage space in system.
         552 Requested file action aborted.
             Exceeded storage allocation (for current directory or
             dataset).
         553 Requested action not taken.
             File name not allowed.
         

      4.2.2 応答コードの数値順リスト

         110 Restart marker reply.
             In this case, the text is exact and not left to the
             particular implementation; it must read:
                  MARK yyyy = mmmm
             Where yyyy is User-process data stream marker, and mmmm
             server's equivalent marker (note the spaces between markers
             and "=").
         120 Service ready in nnn minutes.
         125 Data connection already open; transfer starting.
         150 File status okay; about to open data connection.
         200 Command okay.
         202 Command not implemented, superfluous at this site.
         211 System status, or system help reply.
         212 Directory status.
         213 File status.
         214 Help message.
             On how to use the server or the meaning of a particular
             non-standard command.  This reply is useful only to the
             human user.
         215 NAME system type.
             Where NAME is an official system name from the list in the
             Assigned Numbers document.
         220 Service ready for new user.
         221 Service closing control connection.
             Logged out if appropriate.
         225 Data connection open; no transfer in progress.
         226 Closing data connection.
             Requested file action successful (for example, file
             transfer or file abort).
         227 Entering Passive Mode (h1,h2,h3,h4,p1,p2).
         230 User logged in, proceed.
         250 Requested file action okay, completed.
         257 "PATHNAME" created.
          
         331 User name okay, need password.
         332 Need account for login.
         350 Requested file action pending further information.
          
         421 Service not available, closing control connection.
             This may be a reply to any command if the service knows it
             must shut down.
         425 Can't open data connection.
         426 Connection closed; transfer aborted.
         450 Requested file action not taken.
             File unavailable (e.g., file busy).
         451 Requested action aborted: local error in processing.
         452 Requested action not taken.
             Insufficient storage space in system.
         500 Syntax error, command unrecognized.
             This may include errors such as command line too long.
         501 Syntax error in parameters or arguments.
         502 Command not implemented.
         503 Bad sequence of commands.
         504 Command not implemented for that parameter.
         530 Not logged in.
         532 Need account for storing files.
         550 Requested action not taken.
             File unavailable (e.g., file not found, no access).
         551 Requested action aborted: page type unknown.
         552 Requested file action aborted.
             Exceeded storage allocation (for current directory or
             dataset).
         553 Requested action not taken.
             File name not allowed.
         

5. 宣言の仕様

   5.1. 最小限の実装

    エラーメッセージを必要としない以外の FTP 動作可能なものを作るため、
    最小限以下の実装がすべてのサーバに必要である。

         TYPE - ASCII Non-print
         MODE - Stream
         STRUCTURE - File, Record
         COMMANDS - USER, QUIT, PORT,
                    TYPE, MODE, STRU,
                      for the default values
                    RETR, STOR,
                    NOOP.

    転送パラメータのデフォルト値は:

         TYPE - ASCII Non-print
         MODE - Stream
         STRU - File

    すべてのホストは標準のデフォルトとして上記のものを受け入れなければ
    ならない。

   5.2. 接続

    サーバプロトコルインタープリタはポート L で "listen" していると仮
    定する。ユーザやユーザプロトコルインタープリタは全二重制御接続を開
    始するだろう。サーバもしくはユーザプロセスは ARPA-Internet
    Protocol Handbook [1] において記述されているような Telnet プロトコ
    ルの慣例に適応すべきである。サーバはコマンドライン編集を備える義務
    はなく、それはユーザホストでなされる。コントロール接続はすべての転
    送と応答が完了した後にユーザの要求によってサーバからクローズされる。

    user-DTP は記述されたデータポート上で "listen" されなければならな
    い。これはデフォルトのユーザポート (U) もしくは PORT コマンドで記
    述されたポートである。サーバは記述されたデータポートを使ってそのデ
    フォルトデータポート (L-1) からデータ接続を開始する。転送の方向と
    使われているポートは FTP サービスコマンドによって決定されるだろう。

    すべての FTP 実装はデフォルトポートでのデータ転送をサポートしなけ
    ればならず、USER-PI のみが非デフォルトポートを使って開始できる。

    データが二つのサーバ A と B の間を転送されているとき (Figure 2 参
    照)、user-PI, C は両方の server-PI の制御接続を設定する。A と呼ば
    れる片方のサーバは、転送サービスコマンドを受けるとき、接続を開始す
    るのではなく、そのデータポート上で "listen" している事を伝える
    PASV コマンドを送る。user-PI がその PASV コマンド (これは接続待ち
    しているホストとポートの識別を含んでいる) の通知を受けたとき、
    user-PI は B に PORT コマンドで A のポートを送り、その応答が返され
    る。このとき user-PI は A と B にサービスコマンドに相当するものを
    送信できる。サーバ B は接続と転送を開始する。コマンド応答シーケン
    スは以下のように送られる。ここでメッセージは垂直方向に同期であるが
    水平方向に非同期である。

         User-PI - Server A                User-PI - Server B
         ------------------                ------------------
         
         C->A : Connect                    C->B : Connect
         C->A : PASV
         A->C : 227 Entering Passive Mode. A1,A2,A3,A4,a1,a2
                                           C->B : PORT A1,A2,A3,A4,a1,a2
                                           B->C : 200 Okay
         C->A : STOR                       C->B : RETR
                    B->A : Connect to HOST-A, PORT-a

                                Figure 3

    データ接続はデータ接続の確立の章で述べられた状態のもとでサーバによ
    りクローズされる。もし、接続をクローズする事が end-of-file で示さ
    れる必要のないデータ転送となる次のデータ接続がクローズされるなら、
    サーバはすぐにそうしなければならない。新しい転送コマンドの後で待機
    している事は、ユーザプロセス "listen" する必要があるかどうかを見る
    ためにデータ接続をすでにテストした可能性があるため許されていない
    (ユーザは転送リクエストを送信する *前に* クローズされたデータポー
    ト上で "listen" しなければならない事に注意)。ここでは経過状態を妨
    げるため、サーバはデータ接続を閉じた後に応答 (226) を送る (もしく
    はその接続がすでにオープンされたままとなっているなら、"file
    transfer completed" (250) が送られ、user-PI は新しい転送コマンドを
    発行する前にこれらの応答の一つを待たなければならない)。

    どんな場合でもユーザやサーバは状態が別の再度によりクローズされてい
    るかどうかを参照しなければならない。これは接続上で待っている残りの
    すべてのデータを早急に読み込み、自分自身側にクローズを発行すべきで
    ある。

   5.3. コマンド

    コマンドは FTP コマンドの章で述べられているような制御接続上での
    Telnet 文字列である。コマンド機能とセマンティクスはアクセス制御コ
    マンド、転送パラメータコマンド、FTP サービスコマンドおよびその他の
    のコマンドの章で述べられている。コマンドの構文がここで記述される。

    コマンドはコマンドコードとそれに続く引数フィールドで開始する。コマ
    ンドコードは 4文字かそれ以下の英文である。英文の大文字と小文字は同
    じように扱われる。したがって、以下のどれも取り出すコマンドを表して
    いる。

                  RETR    Retr    retr    ReTr    rETr

    これはパラメータ値を表す A や ASCII TYPE のような、すべてのシンボ
    ルにも適用される。コマンドコードと引数フィールドは一つ以上の空白に
    より区切られる。

    引数フィールドは NVT-ASCII に対する文字シーケンス <CRLF> (キャリッ
    ジリターン、ラインフィード) で終了する、さまざまな長さの文字列で成
    り立つ。サーバが行末コードを受け取るまでのあいだ何も動作しないとい
    うことに注意すべきである。

    構文は NVT-ASCII 以下で記述される。引数フィールドのすべての文字は
    10進整数値を表すすべての ASCII を含む ASCII 文字である。角括弧はオ
    プション的な引数フィールドを示す。もしオプションが取られなければ、
    適切なデフォルト値が暗黙的に使用される。


      5.3.1. FTP コマンド

      以下のものが FTP コマンドである:

            USER <SP> <username> <CRLF>
            PASS <SP> <password> <CRLF>
            ACCT <SP> <account-information> <CRLF>
            CWD  <SP> <pathname> <CRLF>
            CDUP <CRLF>
            SMNT <SP> <pathname> <CRLF>
            QUIT <CRLF>
            REIN <CRLF>
            PORT <SP> <host-port> <CRLF>
            PASV <CRLF>
            TYPE <SP> <type-code> <CRLF>
            STRU <SP> <structure-code> <CRLF>
            MODE <SP> <mode-code> <CRLF>
            RETR <SP> <pathname> <CRLF>
            STOR <SP> <pathname> <CRLF>
            STOU <CRLF>
            APPE <SP> <pathname> <CRLF>
            ALLO <SP> <decimal-integer>
                [<SP> R <SP> <decimal-integer>] <CRLF>
            REST <SP> <marker> <CRLF>
            RNFR <SP> <pathname> <CRLF>
            RNTO <SP> <pathname> <CRLF>
            ABOR <CRLF>
            DELE <SP> <pathname> <CRLF>
            RMD  <SP> <pathname> <CRLF>
            MKD  <SP> <pathname> <CRLF>
            PWD  <CRLF>
            LIST [<SP> <pathname>] <CRLF>
            NLST [<SP> <pathname>] <CRLF>
            SITE <SP> <string> <CRLF>
            SYST <CRLF>
            STAT [<SP> <pathname>] <CRLF>
            HELP [<SP> <string>] <CRLF>
            NOOP <CRLF>


      5.3.2. FTP コマンド引数

      上記の引数フィールド (適用している BNF 表記を使っている) の構
      文は:

            <username> ::= <string>
            <password> ::= <string>
            <account-information> ::= <string>
            <string> ::= <char> | <char><string>
            <char> ::= any of the 128 ASCII characters except <CR> and
            <LF>
            <marker> ::= <pr-string>
            <pr-string> ::= <pr-char> | <pr-char><pr-string>
            <pr-char> ::= printable characters, any
                          ASCII code 33 through 126
            <byte-size> ::= <number>
            <host-port> ::= <host-number>,<port-number>
            <host-number> ::= <number>,<number>,<number>,<number>
            <port-number> ::= <number>,<number>
            <number> ::= any decimal integer 1 through 255
            <form-code> ::= N | T | C
            <type-code> ::= A [<sp> <form-code>]
                          | E [<sp> <form-code>]
                          | I
                          | L <sp> <byte-size>
            <structure-code> ::= F | R | P
            <mode-code> ::= S | B | C
            <pathname> ::= <string>
            <decimal-integer> ::= any decimal integer


   5.4. コマンドと応答のシーケンス

      The communication between the user and server is intended to be an
      alternating dialogue.  As such, the user issues an FTP command and
      the server responds with a prompt primary reply.  The user should
      wait for this initial primary success or failure response before
      sending further commands.

      Certain commands require a second reply for which the user should
      also wait.  These replies may, for example, report on the progress
      or completion of file transfer or the closing of the data
      connection.  They are secondary replies to file transfer commands.

      One important group of informational replies is the connection
      greetings.  Under normal circumstances, a server will send a 220
      reply, "awaiting input", when the connection is completed.  The
      user should wait for this greeting message before sending any
      commands.  If the server is unable to accept input right away, a
      120 "expected delay" reply should be sent immediately and a 220
      reply when ready.  The user will then know not to hang up if there
      is a delay.

      Spontaneous Replies

         Sometimes "the system" spontaneously has a message to be sent
         to a user (usually all users).  For example, "System going down
         in 15 minutes".  There is no provision in FTP for such
         spontaneous information to be sent from the server to the user.
         It is recommended that such information be queued in the
         server-PI and delivered to the user-PI in the next reply
         (possibly making it a multi-line reply).

      The table below lists alternative success and failure replies for
      each command.  These must be strictly adhered to; a server may
      substitute text in the replies, but the meaning and action implied
      by the code numbers and by the specific command reply sequence
      cannot be altered.

      Command-Reply Sequences

         In this section, the command-reply sequence is presented.  Each
         command is listed with its possible replies; command groups are
         listed together.  Preliminary replies are listed first (with
         their succeeding replies indented and under them), then
         positive and negative completion, and finally intermediary
         replies with the remaining commands from the sequence
         following.  This listing forms the basis for the state
         diagrams, which will be presented separately.

            Connection Establishment
               120
                  220
               220
               421
            Login
               USER
                  230
                  530
                  500, 501, 421
                  331, 332
               PASS
                  230
                  202
                  530
                  500, 501, 503, 421
                  332
               ACCT
                  230
                  202
                  530
                  500, 501, 503, 421
               CWD
                  250
                  500, 501, 502, 421, 530, 550
               CDUP
                  200
                  500, 501, 502, 421, 530, 550
               SMNT
                  202, 250
                  500, 501, 502, 421, 530, 550
            Logout
               REIN
                  120
                     220
                  220
                  421
                  500, 502
               QUIT
                  221
                  500
            Transfer parameters
               PORT
                  200
                  500, 501, 421, 530
               PASV
                  227
                  500, 501, 502, 421, 530
               MODE
                  200
                  500, 501, 504, 421, 530
               TYPE
                  200
                  500, 501, 504, 421, 530
               STRU
                  200
                  500, 501, 504, 421, 530
            File action commands
               ALLO
                  200
                  202
                  500, 501, 504, 421, 530
               REST
                  500, 501, 502, 421, 530
                  350
               STOR
                  125, 150
                     (110)
                     226, 250
                     425, 426, 451, 551, 552
                  532, 450, 452, 553
                  500, 501, 421, 530
               STOU
                  125, 150
                     (110)
                     226, 250
                     425, 426, 451, 551, 552
                  532, 450, 452, 553
                  500, 501, 421, 530
               RETR
                  125, 150
                     (110)
                     226, 250
                     425, 426, 451
                  450, 550
                  500, 501, 421, 530
               LIST
                  125, 150
                     226, 250
                     425, 426, 451
                  450
                  500, 501, 502, 421, 530
               NLST
                  125, 150
                     226, 250
                     425, 426, 451
                  450
                  500, 501, 502, 421, 530
               APPE
                  125, 150
                     (110)
                     226, 250
                     425, 426, 451, 551, 552
                  532, 450, 550, 452, 553
                  500, 501, 502, 421, 530
               RNFR
                  450, 550
                  500, 501, 502, 421, 530
                  350
               RNTO
                  250
                  532, 553
                  500, 501, 502, 503, 421, 530
               DELE
                  250
                  450, 550
                  500, 501, 502, 421, 530
               RMD
                  250
                  500, 501, 502, 421, 530, 550
               MKD
                  257
                  500, 501, 502, 421, 530, 550
               PWD
                  257
                  500, 501, 502, 421, 550
               ABOR
                  225, 226
                  500, 501, 502, 421

            Informational commands
               SYST
                  215
                  500, 501, 502, 421
               STAT
                  211, 212, 213
                  450
                  500, 501, 502, 421, 530
               HELP
                  211, 214
                  500, 501, 502, 421
            Miscellaneous commands
               SITE
                  200
                  202
                  500, 501, 530
               NOOP
                  200
                  500 421

6. ステージダイアグラム

   Here we present state diagrams for a very simple minded FTP
   implementation.  Only the first digit of the reply codes is used.
   There is one state diagram for each group of FTP commands or command
   sequences.

   The command groupings were determined by constructing a model for
   each command then collecting together the commands with structurally
   identical models.

   For each command or command sequence there are three possible
   outcomes: success (S), failure (F), and error (E).  In the state
   diagrams below we use the symbol B for "begin", and the symbol W for
   "wait for reply".

   We first present the diagram that represents the largest group of FTP
   commands:

      
                               1,3    +---+
                          ----------->| E |
                         |            +---+
                         |
      +---+    cmd    +---+    2      +---+
      | B |---------->| W |---------->| S |
      +---+           +---+           +---+
                         |
                         |     4,5    +---+
                          ----------->| F |
                                      +---+
      

      This diagram models the commands:

         ABOR, ALLO, DELE, CWD, CDUP, SMNT, HELP, MODE, NOOP, PASV,
         QUIT, SITE, PORT, SYST, STAT, RMD, MKD, PWD, STRU, and TYPE.



   The other large group of commands is represented by a very similar
   diagram:

      
                               3      +---+
                          ----------->| E |
                         |            +---+
                         |
      +---+    cmd    +---+    2      +---+
      | B |---------->| W |---------->| S |
      +---+       --->+---+           +---+
                 |     | |
                 |     | |     4,5    +---+
                 |  1  |  ----------->| F |
                  -----               +---+
      

      This diagram models the commands:

         APPE, LIST, NLST, REIN, RETR, STOR, and STOU.

   Note that this second model could also be used to represent the first
   group of commands, the only difference being that in the first group
   the 100 series replies are unexpected and therefore treated as error,
   while the second group expects (some may require) 100 series replies.
   Remember that at most, one 100 series reply is allowed per command.

   The remaining diagrams model command sequences, perhaps the simplest
   of these is the rename sequence:

      
      +---+   RNFR    +---+    1,2    +---+
      | B |---------->| W |---------->| E |
      +---+           +---+        -->+---+
                       | |        |
                3      | | 4,5    |
         --------------  ------   |
        |                      |  |   +---+
        |               ------------->| S |
        |              |   1,3 |  |   +---+
        |             2|  --------
        |              | |     |
        V              | |     |
      +---+   RNTO    +---+ 4,5 ----->+---+
      |   |---------->| W |---------->| F |
      +---+           +---+           +---+
      



   The next diagram is a simple model of the Restart command:

      
      +---+   REST    +---+    1,2    +---+
      | B |---------->| W |---------->| E |
      +---+           +---+        -->+---+
                       | |        |
                3      | | 4,5    |
         --------------  ------   |
        |                      |  |   +---+
        |               ------------->| S |
        |              |   3   |  |   +---+
        |             2|  --------
        |              | |     |
        V              | |     |
      +---+   cmd     +---+ 4,5 ----->+---+
      |   |---------->| W |---------->| F |
      +---+        -->+---+           +---+
                  |      |
                  |  1   |
                   ------
      

         Where "cmd" is APPE, STOR, or RETR.

   We note that the above three models are similar.  The Restart differs
   from the Rename two only in the treatment of 100 series replies at
   the second stage, while the second group expects (some may require)
   100 series replies.  Remember that at most, one 100 series reply is
   allowed per command.



   The most complicated diagram is for the Login sequence:

      
                            1
      +---+   USER    +---+------------->+---+
      | B |---------->| W | 2       ---->| E |
      +---+           +---+------  |  -->+---+
                       | |       | | |
                     3 | | 4,5   | | |
         --------------   -----  | | |
        |                      | | | |
        |                      | | | |
        |                 ---------  |
        |               1|     | |   |
        V                |     | |   |
      +---+   PASS    +---+ 2  |  ------>+---+
      |   |---------->| W |------------->| S |
      +---+           +---+   ---------->+---+
                       | |   | |     |
                     3 | |4,5| |     |
         --------------   --------   |
        |                    | |  |  |
        |                    | |  |  |
        |                 -----------
        |             1,3|   | |  |
        V                |  2| |  |
      +---+   ACCT    +---+--  |   ----->+---+
      |   |---------->| W | 4,5 -------->| F |
      +---+           +---+------------->+---+



   Finally, we present a generalized diagram that could be used to model
   the command and reply interchange:

      
               ------------------------------------
              |                                    |
      Begin   |                                    |
        |     V                                    |
        |   +---+  cmd   +---+ 2         +---+     |
         -->|   |------->|   |---------->|   |     |
            |   |        | W |           | S |-----|
         -->|   |     -->|   |-----      |   |     |
        |   +---+    |   +---+ 4,5 |     +---+     |
        |     |      |    | |      |               |
        |     |      |   1| |3     |     +---+     |
        |     |      |    | |      |     |   |     |
        |     |       ----  |       ---->| F |-----
        |     |             |            |   |
        |     |             |            +---+
         -------------------
              |
              |
              V
             End
      



7. 典型的な FTP シナリオ

  ホスト S に対してファイル転送を希望している、ホスト U のユーザ:

  一般的に、ユーザは user-FTP プロセスを媒介としてサーバに通信するだろう。
  以下はその典型的なシナリオである。

  user-FTP プロンプトは括弧で表され、ホスト U からホスト S のコマンドの
  表現として '---->'、ホスト S からホスト U に返される表現として '<----'
  を表す。


      LOCAL COMMANDS BY USER              ACTION INVOLVED

      ftp (host) multics<CR>         Connect to host S, port L,
                                     establishing control connections.
                                     <---- 220 Service ready <CRLF>.
      username Doe <CR>              USER Doe<CRLF>---->
                                     <---- 331 User name ok,
                                               need password<CRLF>.
      password mumble <CR>           PASS mumble<CRLF>---->
                                     <---- 230 User logged in<CRLF>.
      retrieve (local type) ASCII<CR>
      (local pathname) test 1 <CR>   User-FTP opens local file in ASCII.
      (for. pathname) test.pl1<CR>   RETR test.pl1<CRLF> ---->
                                     <---- 150 File status okay;
                                           about to open data
                                           connection<CRLF>.
                                     Server makes data connection
                                     to port U.
      
                                     <---- 226 Closing data connection,
                                         file transfer successful<CRLF>.
      type Image<CR>                 TYPE I<CRLF> ---->
                                     <---- 200 Command OK<CRLF>
      store (local type) image<CR>
      (local pathname) file dump<CR> User-FTP opens local file in Image.
      (for.pathname) >udd>cn>fd<CR>  STOR >udd>cn>fd<CRLF> ---->
                                     <---- 550 Access denied<CRLF>
      terminate                      QUIT <CRLF> ---->
                                     Server closes all
                                     connections.

8. 接続の確立

  FTP コントロール接続はユーザプロセスのポート U とサーバプロセスポート
  L の間で TCP 経由で確立される。このプロトコルはサービスポート 21 (8進
  数で 25) に割り当てられ、L=21 である。

付録 I -  ページ構造

   The need for FTP to support page structure derives principally from
   the  need to support efficient transmission of files between TOPS-20
   systems, particularly the files used by NLS.

   The file system of TOPS-20 is based on the concept of pages.  The
   operating system is most efficient at manipulating files as pages.
   The operating system provides an interface to the file system so that
   many applications view files as sequential streams of characters.
   However, a few applications use the underlying page structures
   directly, and some of these create holey files.

   A TOPS-20 disk file consists of four things: a pathname, a page
   table, a (possibly empty) set of pages, and a set of attributes.

   The pathname is specified in the RETR or STOR command.  It includes
   the directory name, file name, file name extension, and generation
   number.

   The page table contains up to 2**18 entries.  Each entry may be
   EMPTY, or may point to a page.  If it is not empty, there are also
   some page-specific access bits; not all pages of a file need have the
   same access protection.

      A page is a contiguous set of 512 words of 36 bits each.

   The attributes of the file, in the File Descriptor Block (FDB),
   contain such things as creation time, write time, read time, writer's
   byte-size, end-of-file pointer, count of reads and writes, backup
   system tape numbers, etc.

   Note that there is NO requirement that entries in the page table be
   contiguous.  There may be empty page table slots between occupied
   ones.  Also, the end of file pointer is simply a number.  There is no
   requirement that it in fact point at the "last" datum in the file.
   Ordinary sequential I/O calls in TOPS-20 will cause the end of file
   pointer to be left after the last datum written, but other operations
   may cause it not to be so, if a particular programming system so
   requires.

   In fact, in both of these special cases, "holey" files and
   end-of-file pointers NOT at the end of the file, occur with NLS data
   files.

   The TOPS-20 paged files can be sent with the FTP transfer parameters:
   TYPE L 36, STRU P, and MODE S (in fact, any mode could be used).

   Each page of information has a header.  Each header field, which is a
   logical byte, is a TOPS-20 word, since the TYPE is L 36.

   The header fields are:

      Word 0: Header Length.

         The header length is 5.

      Word 1: Page Index.

         If the data is a disk file page, this is the number of that
         page in the file's page map.  Empty pages (holes) in the file
         are simply not sent.  Note that a hole is NOT the same as a
         page of zeros.

      Word 2: Data Length.

         The number of data words in this page, following the header.
         Thus, the total length of the transmission unit is the Header
         Length plus the Data Length.

      Word 3: Page Type.

         A code for what type of chunk this is.  A data page is type 3,
         the FDB page is type 2.

      Word 4: Page Access Control.

         The access bits associated with the page in the file's page
         map.  (This full word quantity is put into AC2 of an SPACS by
         the program reading from net to disk.)

   After the header are Data Length data words.  Data Length is
   currently either 512 for a data page or 31 for an FDB.  Trailing
   zeros in a disk file page may be discarded, making Data Length less
   than 512 in that case.


付録 II -  ディレクトリコマンド

   Since UNIX has a tree-like directory structure in which directories
   are as easy to manipulate as ordinary files, it is useful to expand
   the FTP servers on these machines to include commands which deal with
   the creation of directories.  Since there are other hosts on the
   ARPA-Internet which have tree-like directories (including TOPS-20 and
   Multics), these commands are as general as possible.

      Four directory commands have been added to FTP:

         MKD pathname

            Make a directory with the name "pathname".

         RMD pathname

            Remove the directory with the name "pathname".

         PWD

            Print the current working directory name.

         CDUP

            Change to the parent of the current working directory.

   The  "pathname"  argument should be created (removed) as a
   subdirectory of the current working directory, unless the "pathname"
   string contains sufficient information to specify otherwise to the
   server, e.g., "pathname" is an absolute pathname (in UNIX and
   Multics), or pathname is something like "<abso.lute.path>" to
   TOPS-20.

   REPLY CODES

      The CDUP command is a special case of CWD, and is included to
      simplify the implementation of programs for transferring directory
      trees between operating systems having different syntaxes for
      naming the parent directory.  The reply codes for CDUP be
      identical to the reply codes of CWD.

      The reply codes for RMD be identical to the reply codes for its
      file analogue, DELE.

      The reply codes for MKD, however, are a bit more complicated.  A
      freshly created directory will probably be the object of a future
      CWD command.  Unfortunately, the argument to MKD may not always be
      a suitable argument for CWD.  This is the case, for example, when
      a TOPS-20 subdirectory is created by giving just the subdirectory
      name.  That is, with a TOPS-20 server FTP, the command sequence

         MKD MYDIR
         CWD MYDIR

      will fail.  The new directory may only be referred to by its
      "absolute" name; e.g., if the MKD command above were issued while
      connected to the directory <DFRANKLIN>, the new subdirectory
      could only be referred to by the name <DFRANKLIN.MYDIR>.

      Even on UNIX and Multics, however, the argument given to MKD may
      not be suitable.  If it is a "relative" pathname (i.e., a pathname
      which is interpreted relative to the current directory), the user
      would need to be in the same current directory in order to reach
      the subdirectory.  Depending on the application, this may be
      inconvenient.  It is not very robust in any case.

      To solve these problems, upon successful completion of an MKD
      command, the server should return a line of the form:

         257<space>"<directory-name>"<space><commentary>

      That is, the server will tell the user what string to use when
      referring to the created  directory.  The directory name can
      contain any character; embedded double-quotes should be escaped by
      double-quotes (the "quote-doubling" convention).

      For example, a user connects to the directory /usr/dm, and creates
      a subdirectory, named pathname:

         CWD /usr/dm
         200 directory changed to /usr/dm
         MKD pathname
         257 "/usr/dm/pathname" directory created

      An example with an embedded double quote:

         MKD foo"bar
         257 "/usr/dm/foo""bar" directory created
         CWD /usr/dm/foo"bar
         200 directory changed to /usr/dm/foo"bar

      The prior existence of a subdirectory with the same name is an
      error, and the server must return an "access denied" error reply
      in that case.

         CWD /usr/dm
         200 directory changed to /usr/dm
         MKD pathname
         521-"/usr/dm/pathname" directory already exists;
         521 taking no action.

      The failure replies for MKD are analogous to its file  creating
      cousin, STOR.  Also, an "access denied" return is given if a file
      name with the same name as the subdirectory will conflict with the
      creation of the subdirectory (this is a problem on UNIX, but
      shouldn't be one on TOPS-20).

      Essentially because the PWD command returns the same type of
      information as the successful MKD command, the successful PWD
      command uses the 257 reply code as well.

   SUBTLETIES

      Because these commands will be most useful in transferring
      subtrees from one machine to another, carefully observe that the
      argument to MKD is to be interpreted as a sub-directory of  the
      current working directory, unless it contains enough information
      for the destination host to tell otherwise.  A hypothetical
      example of its use in the TOPS-20 world:

         CWD <some.where>
         200 Working directory changed
         MKD overrainbow
         257 "<some.where.overrainbow>" directory created
         CWD overrainbow
         431 No such directory
         CWD <some.where.overrainbow>
         200 Working directory changed

         CWD <some.where>
         200 Working directory changed to <some.where>
         MKD <unambiguous>
         257 "<unambiguous>" directory created
         CWD <unambiguous>

      Note that the first example results in a subdirectory of the
      connected directory.  In contrast, the argument in the second
      example contains enough information for TOPS-20 to tell that  the
      <unambiguous> directory is a top-level directory.  Note also that
      in the first example the user "violated" the protocol by
      attempting to access the freshly created directory with a name
      other than the one returned by TOPS-20.  Problems could have
      resulted in this case had there been an <overrainbow> directory;
      this is an ambiguity inherent in some TOPS-20 implementations.
      Similar considerations apply to the RMD command.  The point is
      this: except where to do so would violate a host's conventions for
      denoting relative versus absolute pathnames, the host should treat
      the operands of the MKD and RMD commands as subdirectories.  The
      257 reply to the MKD command must always contain the absolute
      pathname of the created directory.


付録 III - FTP の RFC

   Bhushan, Abhay, "A File Transfer Protocol", RFC 114 (NIC 5823),
   MIT-Project MAC, 16 April 1971.

   Harslem, Eric, and John Heafner, "Comments on RFC 114 (A File
   Transfer Protocol)", RFC 141 (NIC 6726), RAND, 29 April 1971.

   Bhushan, Abhay, et al, "The File Transfer Protocol", RFC 172
   (NIC 6794), MIT-Project MAC, 23 June 1971.

   Braden, Bob, "Comments on DTP and FTP Proposals", RFC 238 (NIC 7663),
   UCLA/CCN, 29 September 1971.

   Bhushan, Abhay, et al, "The File Transfer Protocol", RFC 265
   (NIC 7813), MIT-Project MAC, 17 November 1971.

   McKenzie, Alex, "A Suggested Addition to File Transfer Protocol",
   RFC 281 (NIC 8163), BBN, 8 December 1971.

   Bhushan, Abhay, "The Use of "Set Data Type" Transaction in File
   Transfer Protocol", RFC 294 (NIC 8304), MIT-Project MAC,
   25 January 1972.

   Bhushan, Abhay, "The File Transfer Protocol", RFC 354 (NIC 10596),
   MIT-Project MAC, 8 July 1972.

   Bhushan, Abhay, "Comments on the File Transfer Protocol (RFC 354)",
   RFC 385 (NIC 11357), MIT-Project MAC, 18 August 1972.

   Hicks, Greg, "User FTP Documentation", RFC 412 (NIC 12404), Utah,
   27 November 1972.

   Bhushan, Abhay, "File Transfer Protocol (FTP) Status and Further
   Comments", RFC 414 (NIC 12406), MIT-Project MAC, 20 November 1972.

   Braden, Bob, "Comments on File Transfer Protocol", RFC 430
   (NIC 13299), UCLA/CCN, 7 February 1973.

   Thomas, Bob, and Bob Clements, "FTP Server-Server Interaction",
   RFC 438 (NIC 13770), BBN, 15 January 1973.

   Braden, Bob, "Print Files in FTP", RFC 448 (NIC 13299), UCLA/CCN,
   27 February 1973.

   McKenzie, Alex, "File Transfer Protocol", RFC 454 (NIC 14333), BBN,
   16 February 1973.

   Bressler, Bob, and Bob Thomas, "Mail Retrieval via FTP", RFC 458
   (NIC 14378), BBN-NET and BBN-TENEX, 20 February 1973.

   Neigus, Nancy, "File Transfer Protocol", RFC 542 (NIC 17759), BBN,
   12 July 1973.

   Krilanovich, Mark, and George Gregg, "Comments on the File Transfer
   Protocol", RFC 607 (NIC 21255), UCSB, 7 January 1974.

   Pogran, Ken, and Nancy Neigus, "Response to RFC 607 - Comments on the
   File Transfer Protocol", RFC 614 (NIC 21530), BBN, 28 January 1974.

   Krilanovich, Mark, George Gregg, Wayne Hathaway, and Jim White,
   "Comments on the File Transfer Protocol", RFC 624 (NIC 22054), UCSB,
   Ames Research Center, SRI-ARC, 28 February 1974.

   Bhushan, Abhay, "FTP Comments and Response to RFC 430", RFC 463
   (NIC 14573), MIT-DMCG, 21 February 1973.

   Braden, Bob, "FTP Data Compression", RFC 468 (NIC 14742), UCLA/CCN,
   8 March 1973.

   Bhushan, Abhay, "FTP and Network Mail System", RFC 475 (NIC 14919),
   MIT-DMCG, 6 March 1973.

   Bressler, Bob, and Bob Thomas "FTP Server-Server Interaction - II",
   RFC 478 (NIC 14947), BBN-NET and BBN-TENEX, 26 March 1973.

   White, Jim, "Use of FTP by the NIC Journal", RFC 479 (NIC 14948),
   SRI-ARC, 8 March 1973.

   White, Jim, "Host-Dependent FTP Parameters", RFC 480 (NIC 14949),
   SRI-ARC, 8 March 1973.

   Padlipsky, Mike, "An FTP Command-Naming Problem", RFC 506
   (NIC 16157), MIT-Multics, 26 June 1973.

   Day, John, "Memo to FTP Group (Proposal for File Access Protocol)",
   RFC 520 (NIC 16819), Illinois, 25 June 1973.

   Merryman, Robert, "The UCSD-CC Server-FTP Facility", RFC 532
   (NIC 17451), UCSD-CC, 22 June 1973.

   Braden, Bob, "TENEX FTP Problem", RFC 571 (NIC 18974), UCLA/CCN,
   15 November 1973.

   McKenzie, Alex, and Jon Postel, "Telnet and FTP Implementation -
   Schedule Change", RFC 593 (NIC 20615), BBN and MITRE,
   29 November 1973.

   Sussman, Julie, "FTP Error Code Usage for More Reliable Mail
   Service", RFC 630 (NIC 30237), BBN, 10 April 1974.

   Postel, Jon, "Revised FTP Reply Codes", RFC 640 (NIC 30843),
   UCLA/NMC, 5 June 1974.

   Harvey, Brian, "Leaving Well Enough Alone", RFC 686 (NIC 32481),
   SU-AI, 10 May 1975.

   Harvey, Brian, "One More Try on the FTP", RFC 691 (NIC 32700), SU-AI,
   28 May 1975.

   Lieb, J., "CWD Command of FTP", RFC 697 (NIC 32963), 14 July 1975.

   Harrenstien, Ken, "FTP Extension: XSEN", RFC 737 (NIC 42217), SRI-KL,
   31 October 1977.

   Harrenstien, Ken, "FTP Extension: XRSQ/XRCP", RFC 743 (NIC 42758),
   SRI-KL, 30 December 1977.

   Lebling, P. David, "Survey of FTP Mail and MLFL", RFC 751, MIT,
   10 December 1978.

   Postel, Jon, "File Transfer Protocol Specification", RFC 765, ISI,
   June 1980.

   Mankins, David, Dan Franklin, and Buzz Owen, "Directory Oriented FTP
   Commands", RFC 776, BBN, December 1980.

   Padlipsky, Michael, "FTP Unique-Named Store Command", RFC 949, MITRE,
   July 1985.


参照

   [1]  Feinler, Elizabeth, "Internet Protocol Transition Workbook",
        Network Information Center, SRI International, March 1982.

   [2]  Postel, Jon, "Transmission Control Protocol - DARPA Internet
        Program Protocol Specification", RFC 793, DARPA, September 1981.

   [3]  Postel, Jon, and Joyce Reynolds, "Telnet Protocol
        Specification", RFC 854, ISI, May 1983.

   [4]  Reynolds, Joyce, and Jon Postel, "Assigned Numbers", RFC 943,
        ISI, April 1985.

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和訳制作:
“● [〒]   1999 by ToRA.
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       Location: http://www.mars.dti.ne.jp/~torao/index.html