Swing
概要
Swing はプラットフォーム依存のウィジェットに頼らず、全てのコンポーネント描画と状態の管理を Java で実装した GUI ライブラリです。元々 AWT の機能の薄さを補うために Sun が Netscape 社 (当時) と共同で開発した Java Foundation Class (JFC) という GUI ライブラリが J2SE 1.2 から標準となりました。
標準化当初は何かと問題のあった Swing ですが J2SE 1.4 以降は速度も安定性も十分熟成しています。SWT の速度的な優位性も現在では一部逆転している状況です。
Border
JComponent のサブクラスには setBorder() で境界線を追加することができます。引数の Border オブジェクトは通常 BorderFactory の createXxxBorder() メソッドを用いて構築します。
BevelBorder | ベベル (浮き出し、くぼみ) となる境界線。 |
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EmptyBorder | 境界描画なし。または上下左右それぞれに任意幅の空間となる境界線。 |
EtchedBorder | エッチング (掘り込み、浮き彫り) となる境界線。 |
LineBorder | 上下左右全てが等幅となる境界線。 |
MatteBorder | 上下左右に任意の太さを指定できる境界線。それ以外は LineBorder と同じ。 |
CompoundBorder | 2 つの境界線の組み合わせによる境界線。多段に使用することで任意数を組み合わせが可能。 |
TitleBorder | 任意の境界線とタイトルの組み合わせによる境界線。 |